投資信託の評価機関って何をする会社ですか？

評価機関とは #

投資信託の評価会社（評価機関）とは、ファンドの運用成績・運用体制などについて、中立的な立場から、分析・評価をおこない、情報提供を行なう会社（機関）のことを指します。

ファンドの評価・格付には、ファンドの騰落率やリスク調整後リターン（シャープ測度など）のような数字で表すことのできる運用成績に対する評価や、運用体制やリスク管理体制など数字では表すことのできない定性的な要因に対する評価などがありますが、評価・格付にあたっての基準は、それぞれの評価会社によって独自に作成されています。

また、ファンドの評価・格付は、そのそれぞれの基準に基づき、評価会社が対象のファンドに対して行なう意見の表明であり、評価基準や評価方法などの違いによっては、同じファンドに対する評価でも、大きく異なることもありえます。

したがって、評価情報の利用に際しては、評価・格付が将来を保証するものではないことを認識した上で、それぞれの評価基準などについても理解しておくことが重要になります。

しかしながら、評価会社による評価は、販売・運用に携わっていない第三者からの情報提供であり、また評価にあたっては専門機関としてのノウハウの蓄積が活用されているものであるため、投資家にとっても、利用価値が高い情報であるといえるでしょう。

投資信託の評価機関 #

2024年8月現在、次の会社が投資信託の評価会社として投資信託協会から評価に必要な基準価額等のデータの提供を受けています。