東京証券取引所が公表した月刊ETF・ETNレポート(2015年9月版)によると、2015年9月のETF・ETN市場は月間売買代金で約7兆円(立会内のみ)、一日平均売買代金で約3,600億円(立会内のみ)と前月比+9.73%増加し、2か月連続で過去最高を記録しました。
「NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信」(1357)をはじめとするインバース型(ベア型)のETFの売買代金が大きく上昇しました。
売買代金が最も大きかった銘柄は、9月も野村アセットマネジメントの「NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」で、売買代金は約4.8兆円と引き続き2位以下を大きく引き離しています。
【2015年9月 ETF・ETN 売買代金ランキング上位10位銘柄】 | ||||||
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 対象指数 | 売買代金(千円) | 1日平均売買代金前月比 | 運用会社 |
1 | 1570 | NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 4,839,662,797 | +13.89% | 野村 |
2 | 1357 | NEXT FUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 603,377,252 | +30.40% | 野村 |
3 | 1579 | 日経平均ブル2倍上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 330,084,624 | +34.01% | シンプレクス |
4 | 1321 | 日経225連動型上場投資信託 | 日経平均 | 272,830,607 | -4.70% | 野村 |
5 | 1306 | TOPIX連動型上場投資信託 | TOPIX | 138,912,614 | -19.81% | 野村 |
6 | 1568 | TOPIXブル2倍上場投信 | TOPIX レバレッジ(2倍)指数 | 117,976,027 | -32.82% | シンプレクス |
7 | 1360 | 日経平均ベア2倍上場投信 | 日経平均ダブルインバース・イン デックス | 70,227,225 | +66.15% | シンプレクス |
8 | 1330 | 上場インデックスファンド225 | 日経平均 | 55,278,512 | -10.20% | 日興 |
9 | 1320 | ダイワ上場投信-日経225 | 日経平均 | 52,027,504 | -13.58% | 大和 |
10 | 1365 | ダイワ上場投信-日経平均レバレッジ・インデックス | 日経平均レバレッジ・インデックス | 48,989,163 | -25.72% | 大和 |
(データ出所:東京証券取引所 月間ETF・ETNレポート2015年9月版、前月比は1日平均売買代金についての前月比較)
2015年9月7日に、DIAMアセットマネジメントが運用する「DIAM ETF トピックス」(1473)と「DIAM ETF JPX日経400」(1474)が新たに東京証券取引所に上場しました。この結果、2015年9月末現在の東京証券取引所における上場銘柄数は、ETFが190銘柄、ETNが29銘柄となっています。