運用会社別純資産総額推移（2015年9月）

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投資信託協会が発表した2015年9月の投資信託概況によると、契約型公募投資信託全体の設定額は6.7兆円、解約額が5.7兆円、償還額が513億円で、差引き9,857億円の資金純増となりました。しかし、運用により約4.5兆円が減少した結果、純資産総額は前月末に比べ3.5兆円減少し、月末には約93.6兆円となりました。

資金増加額（設定額から解約額と償還額を足した額を差し引いた額=D）を見ると、資金増加額が最も大きかったのは野村アセットマネジメントで、増加額は4,691億円でした。次いでDIAMアセットマネジメントの1,232億円、三菱UFJ国際投信の1,035億円の順でした。

一方、資金減少額が最も大きかったのは日興アセットマネジメントで、減少額は約629億円でした。次いで、農林中金全共連アセットマネジメントの－175億円、岡三アセットマネジメントの－137億円と続きました。

次に、最も注目される運用による資産増減(E)を見ると、前月に引き続き、全投信運用会社77社において、運用は前月比マイナスとなり、約4.5兆円が運用により失われました。運用による資産減少額が最も大きかったのは、野村アセットマネジメントで、減少額は約1.2兆円でした。次に運用による資産減少額が大きかったのは大和証券投資信託委託の－5,971億円、日興アセットマネジメントの－4,901億円と続きました。

純資産総額の増減（D+E）を見ると、純資産総額が前月比で増加したのはアライアンス、DIAM、しんきん、スパークス、レオス、中銀、鎌倉、ポートフォリア、ファイブスター、GCI、いちよし、ちばぎんの12社だけでした。増加額が最も大きかったのは、スパークスで、同社の純資産総額は前月から約126億円増加して819億円になりました。次いで、しんきんが92億円増加して3,709億円、アライアンスが37億円増加して2,322億円でした。

一方、純資産総額が前月比で最も大きく減少したのは野村アセットマネジメントで、減少額は約7,575億円でした。次いで、大和が－5,912億円、日興が－5,530億円でした。

純資産総額の増加率（対前月比）で見ると、最も増加率が大きかったのは、ちばぎんで、純資産総額は前月比約30％増加し66億円になりました。次いで、増加率が大きかったのはスパークス・アセット・マネジメントで、前月比18％増加しました。

一方で、純資産総額の減少率が最も大きかったのは、前月と同じく楽天投信投資顧問で、純資産総額は前月比16％減少し1,303億円になりました。次いで、減少率が大きかったのはHSBC投信で、同社も約11％減少して3,203億円になりました。

（運用会社名をクリックすると、会社ごとの純資産総額推移の月次グラフをご覧頂けます。なお、GCIは2015年9月に第一号の公募投資信託を設定したGCIアセットマネジメントのことです。）

【運用会社別純資産総額（2015年9月）】

（データ：投資信託協会、単位：百万円）