運用会社別純資産総額（2015年10月）

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投資信託協会が発表した2015年10月の投資信託概況によると、契約型公募投資信託全体の設定額は約6.71兆円、解約額が6.53兆円、償還額が85億円で、差引き1,687億円の資金純増となりました。運用等による増加が約4.79兆円となったことから、純資産総額は前月末に比べ4.96兆円増加し、10月末には約98兆円となりました。

資金増加額（設定額から解約額と償還額を足した額を差し引いた額=D）を見ると、資金増加額が最も大きかったのは大和証券投資信託委託で、増加額は1,220億円でした。次いでブラックロック・ジャパンの786億円、大和住銀投信投資顧問の472億円の順でした。

一方、資金減少額が最も大きかったのは三菱UFJ国際投信で、減少額は約992億円でした。次いで、野村アセットマネジメントの－793億円、アムンディの－196億円と続きました。

次に、最も注目される運用による資産増減(E)を見ると、投信運用会社77社中、運用により資産が増加したのは74社、残りの3社では運用は前月比マイナスとなりました。運用による資産増加額が最も大きかったのは、野村アセットマネジメントで、増加額は約1.35兆円でした。次に運用による資産増加額が大きかったのは大和証券投資信託委託の6,791億円、日興アセットマネジメントの5,609億円と続きました。一方、運用により資産が減少した3社（ファイブスター投信投資顧問、ピムコジャパンリミテッド、ベイビュー・アセット・マネジメント）の資産減少額はいずれも1億円未満でした。

純資産総額の増加率（対前月比）で見ると、最も増加率が大きかったのは、スパークス・アセット・マネジメントで、純資産総額は前月比約31％増加し1,071億円になりました。次いで、増加率が大きかったのは29％増加したブラックロック・ジャパン、17％増加したカレラアセットマネジメントでした。

一方で、純資産総額の減少率が最も大きかったのは、ベイビュー・アセット・マネジメントで、純資産総額は前月比約29％減少して33億円になりました。

（運用会社名をクリックすると、会社ごとの純資産総額推移の月次グラフをご覧頂けます。）

（データ：投資信託協会、単位：百万円）