東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2015年12月末時点)によると、12月の東証REIT指数は、月間ベースで4カ月ぶりに下落し、前月比-5.11ポイントの1747.54ポイントで12月の取引を終了しました。
J-REITの12月末時点での予想年間分配金利回りは3.42%で、11月末の3.43%からわずかに低下しました。また、時価総額合計は前月比0.02%増加し、約10.6兆円になりました。1日の平均売買代金は前月比0.02%増加し、約275億円でした。
12月の日本銀行による買入れは4回(48億円)行われ、累計買入れ総額は2,703億円となりました。また、12月18日に、日本銀行はJ-REITの買入限度額を発行済投資口の5%以内から10%以内へと引き上げる従来の金融緩和を補完する措置を公表しました。
日本賃貸住宅投資法人(8986)の資産運用会社であるミカサ・アセット・マネジメントは、新たに主要株主となった大和証券グループ本社との間で、スポンサー・ サポート契約を締結することを発表しました。
2015年12月のREITの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。月間の売買代金が最も大きかったのは「アクティビア・プロパティーズ投資法人」で、売買高は約432億円でした。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比(%) |
1 | 3279 | アクティビア・プロパティーズ投資法人 | 43,268 | +243.5% |
2 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 42,315 | +17.1% |
3 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 40,660 | +23.0% |
4 | 3462 | 野村不動産マスターファンド投資法人 | 28,657 | -65.1% |
5 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 27,474 | +24.2% |
(データ出所:東京証券取引所)
また、12月には次の10投資法人が10月決算を発表しました。法人名をクリックすると各投資法人の分配金支払い履歴等をご覧頂けます。
- ケネディクス・オフィス投資法人(8972)
- 積水ハウス・リート投資法人(3309)
- インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人(3298)
- スターツ・プロシード投資法人(8979)
- 星野リゾート・リート投資法人(3287)
- いちごオフィスリート投資法人(8975)
- トップリート投資法人(8982)
- トーセイ・リート投資法人(3451)
- プレミア投資法人(8956)
- 日本ヘルスケア投資法人(3308)