東京証券取引所が公表した月刊ETF・ETNレポート(2016年2月版)によると、2016年2月のETF・ETN市場では、月間売買代金で約7兆4,000億円(立会内のみ)、一日平均売買代金で約3,700億円(立会内のみ)となり、歴代2位を記録しました。インバース型(ベア型)ETFの値上り率が上昇しました。
なお、2016年3月22日に、「MAXIS JAPAN クオリティ150上場投信(1460)」が新規上場する予定です。また、3月7日に、三井住友アセットマネジメントが「YOURMIRAI アジア関連日本株指数上場投(1562)の6月22日での上場廃止予定を発表しています。
売買代金が最も大きかった銘柄は、2016年2月も野村アセットマネジメントの「NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」(1570)で、月間売買代金は約5兆円と、2位以下を大きく引き離した状況が続いています。ただ、1日平均売買代金は前月比10.5%%減少しました。
【2016年2月 ETF・ETN 売買代金ランキング上位10位銘柄】 | ||||||
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 対象指数 | 売買代金(千円) | 1日平均売買代金前月比 | 運用会社 |
1 | 1570 | NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 5,050,064,097 | -10.5% | 野村 |
2 | 1357 | NEXT FUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 615,215,965 | +36.7% | 野村 |
3 | 1579 | 日経平均ブル2倍上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 348,340,066 | -13.0% | シンプレクス |
4 | 1321 | 日経225連動型上場投資信託 | 日経平均 | 301,131,149 | -21.9% | 野村 |
5 | 1360 | 日経平均ベア2倍上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 183,803,393 | +9.4% | シンプレクス |
6 | 1306 | TOPIX連動型上場投資信託 | TOPIX | 163,880,412 | -6.3% | 野村 |
7 | 1568 | TOPIXブル2倍上場投信 | TOPIX レバレッジ(2倍)指数 | 112,974,620 | -14.3% | シンプレクス |
8 | 1320 | ダイワ上場投信-日経225 | 日経平均 | 61,307,515 | +3.0% | 大和 |
9 | 1330 | 上場インデックスファンド225 | 日経平均 | 60,856,280 | +2.9% | 日興 |
10 | 1365 | ダイワ上場投信-日経平均レバレッジ・インデックス | 日経平均レバレッジ・インデックス |
59,783,489 |
-13.0% |
大和 |
(データ出所:東京証券取引所 月間ETF・ETNレポート2016年2月版、前月比は1日平均売買代金の前月比)