インヴァスト証券株式会社(JASDAQ上場:8709)は、 2016年4月25日(月)に一般投資家向けの資産運用サービス「トライオートETF」をリリースする。
■トライオートETF開発の背景
マイナス金利やアベノミクスによるインフレ時代の到来により、 昨今、 個人に向けた資産防衛策としてフィンテックを活用した新しい資産運用サービスが続々と生み出されている。 こうした時代背景のなか、 インヴァスト証券では、 自動売買やデリバティブといった独自の経験や強みを活かした新しい金融サービスの提供を構想してきた。 そして、 近年、 最も成長している金融商品の一つであるETF(上場投資信託)を対象とした資産運用サービスをオンラインで提供することになった。
■「ETF」に特化した理由
世界の市場規模は10年で7倍に拡大。 しかし日本での認知率は僅か6%という事実。ETF(上場投資信託)は、 近年、 米国の年金基金や中立的な立場で資産運用のアドバイスを行うフィナンシャルアドバイザーなどから注目を集めており、 下記のような特徴を兼ね備えた金融商品。
●低コストで運用できる ●運用の透明性が高い ●売買の自由度が高い ●投資対象が多様性に富む
ETFの世界での市場規模はこの10年間で7倍に拡大しており、 約300兆円の純資産残高(※1)を誇る金融 商品に成長している。 日本の投資家層にもETFの存在は広まりつつあるが、 その認知率は僅か6%程度 (※2)と非常に低水準であることも明らかになった。インヴァスト証券は、この結果を受けて、 ETFが日本において非常に過小評価されている金融商品であり、 今後、 有意義な資産運用法の一つになり得ると判断した。
トライオートETFの特徴
- 国内外の世界選抜ETFが1つの口座で管理可能
- 差金決済の仕組みを導入し、 海外ETFでも元本の為替リスクゼロ
- マニュアル売買手数料、 両替手数料、 取引ツール利用料、 口座管理料が全て無料
- 1万円からはじめられる
■日本の一般投資家が抱える課題を解決したトライオートETF
しかし、 インヴァスト証券によると、日本の一般投資家が世界で人気を集めているETFを購入するには大きな課題が2つある。第一に、 海外に上場しているETFと全く同じETFが日本の取引所に存在しないこと、第二に、 海外に上場しているETFを直接購入する場合、 高い手数料を支払い現地通貨に両替したうえ購入代金の全額が為替リスクにさらされるという点。
特に日本においては、 外国株式の購入時には最低手数料が設定されていることが多く、 1口といった少額取引の 場合、 取引コストの割合が上がってしまい利益が目減りしてしまうという不利な条件になりがち。
トライオートETFでは、 インヴァスト証券が得意とする差金決済の仕組みを利用し、 これらの課題を解決した。 さらに、 1万円という少額から始められる設計にすることで、 資産運用にかけるまとまった資金がない若い世代でも、 気軽にこの世界的に評価されている金融商品へのアクセスを可能にする金融サービスを提供する。
インヴァスト証券は、「トライオートETFでは、 これらの特徴を基礎に自動売買をはじめとしたインヴァスト独自のメリットを加え、 資産運用に資する様々な付加価値を今後益々盛り込んでいく予定です」と述べている。
※1. 参考資料1.世界のETF資産残高 ※2. 参考資料2.投資信託に関する認知事項
インヴァスト証券ホームページ : http://www.invast.jp/