東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2016年4月末時点)によると、4月の東証REIT指数は、3か月連続で続伸し、前月比+28.04ポイントの1924.44ポイントで終了しました。4月の月末時価総額合計は12.01兆円となり、3月に引き続き過去最高を記録しました。予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は3.22%で、3月の3.25%から低下しました。
スターアジア不動産投資法人(3468)が4月20日に東京証券取引所に上場しました。スターアジア不動産投資法人は、東京圏を中心としたアセットタイプ(用途)分散型のポートフォリオを構築する総合型REITで、当面の間、取得価格ベースで70%以上を東京圏に存する不動産等に集中的に投資する方針です。
また、大和ハウス・レジデンシャル投資法人(DHI)と大和ハウスリート投資法人(DHR)は 4月15日に合併契約を締結しました。合併予定日は2016年9月1日です。
2016年4月のREITの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で、売買高は約659億円でした。
順位 |
銘柄コード |
ファンド名 |
月間売買代金(百万円)
|
前月比(%) |
1 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 65,938 | +1.6% |
2 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 65,471 | -0.5% |
3 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 45,544 | -11.5% |
4 | 3453 | ケネディクス商業リート投資法人 | 36,772 | +120.8% |
5 | 8960 | ユナイテッド・アーバン投資法人 | 33,137 | +20.1% |
*東証REIT市場における当月の立会内売買代金トップ5銘柄。
**前月比は、1日平均売買代金の前月比。
(データ出所:東京証券取引所)
また、2016年4月には次の11投資法人が2016年2月期の決算を発表しました。法人名をクリックすると各投資法人の分配金支払い履歴等をご覧頂けます。
- 福岡リート投資法人(8968)
- オリックス不動産投資法人(8954)
- GLP投資法人(3281)
- ヒューリックリート投資法人(3295)
- 日本リテールファンド投資法人(8953)
- 野村不動産マスターファンド投資法人(3462)
- ジャパン・シニアリビング投資法人(3460)
- SIA不動産投資法人(3290)
- 大和ハウス・レジデンシャル投資法人(8984)
- 大和ハウスリート投資法人(3263)
- 日本アコモデーションファンド投資法人(3226)