東京証券取引所が公表した月刊ETFレポート(2016年8月版)によると、2016年8月のETF市場の月間売買代金はで約3兆4,780億円でした。また、一日平均売買代金は前月比38.49%減少して約1,580億円(立会内のみ)となりました。
8月31日に上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジあり)(銘柄コード:1487)と上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジなし)(同:1486)が上場したため、2016年8月末時点でのETFの上場数は204銘柄になりました。
月間の売買代金が最も大きかった銘柄は、2016年8月も野村アセットマネジメントの「NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」(1570)で、月間売買代金は約2.1兆円で、全体の約60%を占めており、引き続き2位以下を大きく引き離しています。また、上位10位までの銘柄のうち7本がブルベア型のETFでした。また、一日平均売買代金は上位10位のファンド全てにおいて前月に比べて減少しました。
【2016年8月 ETF・ETN 売買代金ランキング上位10位銘柄】 |
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順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 対象指数 | 売買代金(千円) | 1日平均売買代金前月比 | 運用会社 |
1 | 1570 | NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 2,124,404,707 | -40.8% | 野村 |
2 | 1357 | NEXT FUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 406,985,944 | -43.6% | 野村 |
3 | 1579 | 日経平均ブル2倍上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 180,858,451 | -27.7% | シンプレクス |
4 | 1321 | 日経225連動型上場投資信託 | 日経平均 | 178,586,733 | -31.7% | 野村 |
5 | 1360 | 日経平均ベア2倍上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 147,125,577 | -19.5% | シンプレクス |
6 | 1306 | TOPIX連動型上場投資信託 | TOPIX | 56,512,546 | -57.3% | 野村 |
7 | 1568 | TOPIXブル2倍上場投信 | TOPIX レバレッジ(2倍)指数 | 52,690,208 | -27.3% | シンプレクス |
8 | 1365 | ダイワ上場投信-日経平均レバレッジ・インデックス | 日経平均レバレッジ・インデックス | 44,909,750 | -5.9% | 大和 |
9 | 1330 | 上場インデックスファンド225 | 日経平均 | 42,872,430 | -22.4% | 日興 |
10 | 1459 | 楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 29,512,937 | -25.0% | 楽天投信 |
(データ出所:東京証券取引所 月間ETFレポート2016年8月版、前月比は1日平均売買代金の前月比)