投資信託の純資産総額ランキング (2016年10月)


投資信託事情・投信まとなびによると、2016年10月の国内最大ファンド上位50位(追加型株式投資信託ETFは除く)は除く)は表の通りでした。

アセットマネジメントOneが運用する「新光US-REITオープン<<ゼウス>>」が25カ月連続して純資産総額が最大のファンドとなりました。同ファンドの10月末の純資産総額は約1.47兆円で、前月末から約643億円減少しました。また、同ファンドの10月末の基準価額は3,175円で、前月末の3,370円から低下しました。

50位までのファンドの分配頻度を見ると、41ファンドが毎月分配型のファンドで、年1回分配ファンドが7本、年2回と年6回分配ファンドが各1本でした。

投資対象資産で見ると、外国の債券に投資するファンドが13本と最も多く、次いで、外国のREIT(不動産投資信託)に投資するファンドが9本、外国の株式に投資するファンドが7本、日本の株式に投資するファンドと日本のREITに投資するファンドが各6本、アセット・アロケーション型ファンドが5本、日本の債券に投資するファンドが4本でした。

日本の株式に投資するタイプのファンドで最も純資産総額が大きかったのは先月と同じ「フィデリティ・日本成長株・ファンド」でした。同ファンドの10月末の純資産総額は約3,410億円で、前月末に比べて約114億円増加しました。

純資産総額上位50位ファンドの月中の資金増減を見ると、資金増加額が最も大きかったのは、10月も「フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無)」で、増加額は約534億円でした。

一方、純資産総額上位50位ファンドの中で、月中の資金減少額が最も大きかったのは、「野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドル)」で、資金減少額は約202億円でした。

次に、純資産総額50位までのファンドの騰落率を見ると、過去1カ月の騰落率がプラスだったのは27本でした。過去1カ月の騰落率が最も高かったのは「野村テンプルトン・トータル・リターン D(ヘッジ無)」で、騰落率は+9.8%でした。

また、過去3カ月の騰落率を見ると、騰落率がプラスだったのは50本中16本だけでした。過去3カ月の騰落率が最も良かったのは、「日本株アルファ・カルテット(毎月)」で、騰落率は+12.5%でした。騰落率データについては、投信まとなびの投信検索等で詳細をご確認下さい。

なお、純資産総額上位50位のファンドの中で、10月末の基準価額が10,000円を上回っていたのは12本だけでした。また基準価額が5,000円を下回るファンドが17本ありました。

国内最大ファンド・ランキング(2016年10月)

順位 運用会社 ファンド名 月末純資産(億円) 資金増減(億円) 基準価額(円) 決算回数
1 AM-One 新光 US-REITオープン《ゼウス》 14,771 253 3,175 12
2 フィデリティ投信 フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無) 14,577 534 4,232 12
3 日興AM ラサール・グローバルREITファンド(毎月) 11,673 86 2,702 12
4 フィデリティ投信 フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 8,175 168 3,754 12
5 ピクテ投信 ピクテ・グローバル・インカム株式F(毎月) 6,897 -59 3,848 12
6 大和投信 ダイワ米国リート・ファンド(毎月) 6,712 120 4,420 12
7 大和投信 ダイワ・US-REIT・オープン(毎月)B(ヘッジ無) 6,608 160 4,048 12
8 三菱UFJ国際 グローバル・ソブリン・オープン (毎月) 6,543 -119 4,856 12
9 三菱UFJ国際 ワールド・リート・オープン(毎月) 5,722 38 3,091 12
10 岡三AM アジア・オセアニア好配当成長株Op(毎月) 4,599 -81 2,584 12
11 大和投信 ダイワファンドラップ 日本債券セレクト 4,147 -46 11,646 1
12 野村AM 野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドル)毎月 3,888 -202 8,685 12
13 野村AM 野村外国債券インデックス(野村一任口座) 3,882 13 8,790 12
14 大和投信 ハイグレード・オセアニア・ボンド・Op(毎月)《杏の実》 3,854 -29 5,398 12
15 大和投信 ダイワ日本国債ファンド(毎月) 3,763 -4 10,170 12
16 日興AM グローバル・ロボティクス株式ファンド(1年) 3,669 -67 10,092 1
17 野村AM 野村日本債券インデックス(野村一任口座) 3,609 18 10,847 12
18 三井住友トラスト J-REIT・リサーチ・オープン(毎月) 3,516 -63 8,531 12
19 フィデリティ投信 フィデリティ・日本成長株・ファンド 3,410 -32 18,426 1
20 日興AM 財産3分法F(不動産・債券・株式)毎月 3,369 4 5,040 12
21 大和住銀投信 短期豪ドル債オープン (毎月) 3,254 -21 4,122 12
22 野村AM 野村 ファンドラップ外国債券B(ヘッジ無) 3,229 13 8,638 12
23 ゴールドマン・サックス GS 米国REIT ファンド B(毎月、ヘッジ無)《コロンブスの卵》 3,145 128 2,939 12
24 野村AM 野村テンプルトン・トータル・リターン D(ヘッジ無) 3,082 -41 9,580 12
25 日興AM 高金利先進国債券オープン(毎月)《月桂樹》 3,023 -122 5,768 12
26 ピクテ投信 ピクテ新興国インカム株式F(毎月) 3,001 -40 2,109 12
27 大和投信 ダイワ高格付カナダドル債Op(毎月) 2,998 -34 4,196 12
28 さわかみ さわかみファンド 2,790 -9 20,329 1
29 UBS AM UBS世界公共インフラ債券投信 (通貨選択)円 (毎月) 2,656 71 9,275 12
30 三菱UFJ国際 グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド《健次》 2,651 -75 7,982 2
31 大和投信 ダイワファンドラップ 日本株式セレクト 2,551 -43 12,263 1
32 東京海上AM 東京海上・円資産バランスF(毎月)《円奏会》 2,521 134 11,794 12
33 ニッセイAM ニッセイ J-REITファンド(毎月) 2,516 -17 5,718 12
34 日興AM インデックスファンド225 2,459 -55 4,771 1
35 しんきんAM しんきんJリートオープン(毎月) 2,398 41 6,619 12
36 野村AM 野村 ファンドラップ日本債券(毎月) 2,210 19 10,778 12
37 AM-One 新光J-REITオープン 2,186 -16 5,884 12
38 大和投信 ダイワJ-REITオープン(毎月) 2,134 46 6,710 12
39 AM-One DIAM世界リートインデックスファンド(毎月) 2,110 -3 4,199 12
40 野村AM 野村グローバル高配当株プレミアム(通貨セレクト)毎月 2,107 -92 6,246 12
41 大和住銀投信 日本株アルファ・カルテット(毎月) 2,081 -10 4,299 12
42 三井住友AM アジア好利回りリートF 2,069 -33 7,893 12
43 ニッセイAM JPX日経400アクティブ・プレミアムOp.(毎月)《JPXプレミアム》 2,044 -33 6,449 12
44 レッグ・メイソン LM・オーストラリア高配当株F(毎月) 2,028 309 10,394 12
45 三菱UFJ国際 三菱UFJ グローバル・ボンド・Op(毎月)《花こよみ》 2,010 9 6,202 12
46 AM-One DIAM高格付インカム・Op(毎月)《ハッピークローバー》 2,002 -22 7,047 12
47 三井住友トラスト コア投資戦略F(成長型)《コアラップ》 1,944 -23 11,443 1
48 大和投信 ダイワ・グローバル債券ファンド(毎月) 1,915 -26 6,389 12
49 野村AM マイストーリー分配型(年6回)B 1,807 -12 8,198 6
50 AM-One りそなJリート・アクティブ・オープン《日本のツボ》 1,788 -7 12,025 12

(データ出所:投信まとなび・投資信託事情)