2017年1月15日に、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016」が発表されましが、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」の発表が2007年に開始されてから今年で10年目の節目を迎えたということで、同時に「10年ランキング」も発表されたのでご紹介します。
この10年ランキングは、2007年から2016年までに各ファンドが獲得したポイントの累計ポイントによるランキングです。
【投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 10年ランキング】
順位 | ファンド名/運用会社 | 資産 | ポイント数 |
1位 | <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド/ニッセイアセットマネジメント | 先進国株式 | 427 |
2位 | バンガード・トータル・ワールド・ストック(VT)/ザ・バンガード・グループ・インク | 世界株式(日本含む) | 327 |
3位 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド/セゾン投信 | バランス | 236 |
4位 | 結い2101/鎌倉投信 | 日本株式 | 189 |
5位 | ひふみ投信/レオス・キャピタルワークス | 日本株式 | 182 |
6位 | SMTグローバル株式インデックス・オープン/三井住友トラスト・アセットマネジメント | 先進国株式 | 163 |
7位 | eMAXIS 新興国株式インデックス/三菱UFJ国際投信 | 新興国株式 | 161 |
8位 | 外国株式インデックスe/三井住友トラスト・アセットマネジメント | 先進国株式 | 139 |
9位 | ニッセイ日経225インデックスファンド/ニッセイアセットマネジメント | 日本株式 | 120 |
10位 | 世界経済インデックスファンド/三井住友トラスト・アセットマネジメント | バランス | 100 |
10本中7本のファンドがインデックスファンド、1本はインデックスファンドに分散投資するファンド・オブ・ファンズ、2本がアクティブファンドでした。なお、2位の「バンガード・トータル・ワールド・ストック(VT)」は外国籍(ドル建て)のETFです。
全てのファンドに共通していることは投資家が負担するコストが低く抑えられていることです。1位の「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、購入手数料、換金手数料、信託財産留保額がかからないだけでなく、信託報酬率は年率0.216%(税込)と外国株式に投資するインデックスファンドとしては最低水準です。なお、同ファンドの信託報酬率は2013年12月の設定時には0.4212%以内(税込)でしたが、2015年に0.2592%(税込)に引き下げられ、2016年に現在の0.216%(税込)に引き下げられました。この異例とも言える2回の信託報酬引き下げという投資家本位の姿勢が、投信ブロガーから高い評価を得ている要因の一つでもあります。
また、インデックスファンドだけでなく、今回10年ランキングの4位と5位にランクインした鎌倉投信の「結い2101」とレオス・キャピタルワークスの「ひふみ投信」も、アクティブファンドながら、信託報酬は各々1.08%(税込)、1.0584%(税込)と日本株のアクティブファンドとしては非常に低い水準です。両ファンドとも申込手数料 、換金(解約)手数料 、信託財産留保額がかかりません。また、両ファンドは運用会社が直接投資家にファンドを販売する「直販」ファンドです。両ファンドとも、運用会社が発信するメッセージ、投資家に対する丁寧な対応や充実した情報提供などもブロガーが高く評価した理由の一つとして挙げられています。
なお、詳細は投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Yearの公式Facebookをご覧下さい。