モーニングスター、国内初の ETF(上場投資信託)の投資評価情報の提供開始


投資信託評価情報をはじめとした総合金融情報を提供するモーニングスター株式会社は、投資信託を取り巻く環境において、今後非常に高い成 長が見込まれる国内上場 ETF の投資評価情報を算出し、2017年2月7日より投資家への情報配信を開始した。

ETF は既に米国において、約 2,000 種類のファンドが取引されており、その純資産残高は毎年 2 ケ タ成長を続け、2016 年末には 2.6 兆ドルを突破し、個人投資家の資産形成には欠かせないプロダクト になっている。米国モーニングスターにおいても、2006 年 3 月から米国上場 ETF の投資評価情 報を提供しており、米国投資家の ETF を活用した資産運用に大きく貢献している。

モーニングスターによると、国内上場 ETF は、155 ファンド、純資産残高約 20 兆円(2016 年 12 月末)と米国に比べて規模は 小さいものの、日本銀行の量的緩和策による ETF の購入なども含め、マーケットにおける注目度は 年々高まっている。また金融庁の金融審議会において、『国民の安定的な資産形成における ETF の活用』と題し、ETF の利用促進が活発に議論されており、米国同様に今後ますます発展するプロダ クトの一つとして期待が高まっている。 また、モーニングスターでは、「昨今世界的に注目されている投資一任勘定の「ロボ・アドバイザー」の純資産残高は急速に 拡大しており、その中味の多くが ETF で構成されていることから、「ロボ・アドバイザー」の拡大が ETF の純資産残高の増加に寄与するものと思われます」と述べている。

こうした背景の中、既に星を活用したスターレーティング等の投資信託の評価情報において圧倒的なブランドを確立した同社は、国内上場 ETF においても、スターレーティング等を含めた投資評価情報を提供していく。モーニングスターでは、「国内上場 ETF の投資評価情報は、他の投資情報会社や評価会社がいまだ手掛けていない国内初の試みであり、同社の強みである『有益かつ分かりやすい情報提供で投資家の中長期かつ安定した分散投 資をサポートする』ことに必ず役立つものと確信しています」とコメントしている。