「一億人の投信大賞2016」が2017年2月8日に発表されました。一億人の投信大賞は、「普通の人が普通に長期投資で資産形成をするための投資信託」という視点で選定された投資信託に与えられる賞のことです。イボットソン・アソシエイツ・ジャパン株式会社の島田知保さん、LIFE MAP,LLC代表/ファイナンシャル・ジャーナリストの竹川美奈子さん、パワーソリューションズ取締役・高橋忠郎さんが選考委員を務めています。今回で4回目の発表となります。
今回発表された「一億人の投信大賞2016」は、2016年10月末時点において運用されていた株式投資信託5,562本を対象としています。この中から、資産形成用の投資信託として適しているか、規模や実績はどうかなど、独自の選考基準を用いてスクリーニングを行い、運用成績の評価を実施する前段階において、118本のファンドにまで絞り込みが行われました。この118本の中から、次の基準を用いて優秀ファンドが選定されました。
優秀ファンドの選定基準
- アクティブ投信は対ベンチマーク超過リターンが高いもの(各月のベンチマークと比較した勝率)
- パッシブ投信はトラッキングエラーが小さいもの
- シャープレシオが高いもの
- 資金流出入の標準偏差が小さいもの
- 同点の場合は、アクティブは3年のリターンが高い順、パッシブはトラッキングエラーが小さい順、アクティブとパッシブはリターンで順序を決める
選考基準については、投信資料館の「一億人の投信大賞とは?」、または、一億人の投信大賞のホームページをご覧下さい。
一億人の投信大賞2016の各部門の1位のファンドは次の通りです。なお、運用成績評価の対象となった118本のファンドのランキングについては一億人の投信大賞のホームページで閲覧できます。
国内株式部門
1位 ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)
外国株式部門
1位 コドモ ファンド(クローバー・アセットマネジメント)
新興国株式部門
1位 SMT 新興国株式インデックス・オープン(三井住友トラスト・アセットマネジメント)
資産分散部門
1位 eMAXIS バランス(8資産均等型)(三菱UFJ国際投信)
国内債券部門
1位 エス・ビー・日本債券ファンド<<ベガ>>(大和住銀投信投資顧問)
外国債券部門
1位 損保ジャパン外国債券ファンド(損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント)
新興国債券部門
1位 エマージング・ソブリン・オープン(1年決算型)(三菱UFJ国際投信)
国内REIT部門
1位 野村Jリートファンド(野村アセットマネジメント)
外国REIT部門
1位 eMAXIS 先進国リートインデックス(三菱UFJ国際投信)
資産分散・アロケーション・積極型部門
1位 eMAXIS バランス(8資産均等型)(三菱UFJ国際投信)
資産分散・アロケーション・やや積極型部門
1位 三菱UFJライフセレクトファンド(成長型)(三菱UFJ国際投信)
資産分散・アロケーション・標準型部門
1位 ハッピーエイジング・ファンド:ハッピーエイジング40(損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント)
資産分散・アロケーション・やや安定型部門
1位 年金積立 アセット・ナビゲーション・ファンド(株式40)<<DCナビ40>>(日興アセットマネジメント)
資産分散・アロケーション・安定型部門
1位 ハッピーエイジング・ファンド:ハッピーエイジング60(損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント)
資産分散・アロケーション・リスクコントロール型部門
1位 スマート・ファイブ(1年決算型)(日興アセットマネジメント)
資産分散・アロケーション・TAA型部門
1位 eMAXIS バランス(波乗り型)(三菱UFJ国際投信)
その他部門
1位 BNYメロン・リアル・リターン・ファンドAコース(為替ヘッジあり)(BNYメロン・アセットマネジメント)