東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2017年4月末時点)によると、東証REIT指数は、前月末比42.37ポイント下落して1,733.96ポイントで4月の取引を終了しました。東証REIT指数は終値ベースでは4カ月連続での下落となります。
2017年4月末のリートの時価総額合計は前月比2.06%減少し11.66 兆円となりました。予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は3.87%で前月の3.74%から上昇しました。また、1日平均売買代金(立会内)は前月比12.76%減少し318億円となりました。
(データ:東京証券取引所)
売買代金上位5銘柄
2017年4月の東京証券取引所におけるリートの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比(%)** |
1 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 35,108 | -6.2% |
2 | 3453 | ケネディクス商業リート投資法人 | 32,594 | +346.9% |
3 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 32,464 | -13.3% |
4 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 31,753 | -31.5% |
5 | 3462 | 野村不動産マスターファンド投資法人 | 31,588 | -21.5% |
*東証REIT市場における当月の立会内売買代金トップ5銘柄。
**前月比は、1日平均売買代金の前月比。
(データ出所:東京証券取引所)
月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で、売買代金は約351億円でした。日本ビルファンド投資法人は、三井不動産をメインスポンサーとするオフィス特化型の不動産投資法人です。
2017年4月のREIT市場での出来事
4月の日本銀行によるREITの買入れは8回(3日、6日、7日、10日、14日、21日、25日、28日に各12億円、合計96億円)実施されました。
また、次の13の投資法人が4月に2017年2月期決算を発表しました。
- 日本リテールファンド投資法人(8953)
- オリックス不動産投資法人(8954)
- 福岡リート投資法人(8968)
- 大和ハウスリート投資法人(8984)
- 日本アコモデーションファンド投資法人(3226)
- GLP投資法人(3281)
- SIA不動産投資法人(3290)
- ヒューリックリート投資法人(3295)
- ジャパン・シニアリビング投資法人(3460)
- 野村不動産マスターファンド投資法人(3462)
- ラサール・ロジポート投資法人(3466)
- さくら総合リート投資法人(3470)
- 森トラスト・ホテルリート投資法人(3478)