FTSE アジアパシフィック先進国オールキャップ・インデックス #
FTSEアジアパシフィック先進国オールキャップ・インデックスは、アジア太平洋地域の先進国市場における様々な規模の企業(大型株、中型株、小型株)を対象とした株価指数です。この指数は、アジア太平洋地域の先進国の株式市場のパフォーマンスを幅広く反映し、地域全体の株式市場の動向を把握するために利用されます。
FTSEアジアパシフィック先進国オールキャップ・インデックスは、2000年5月31日を基準日、その日の指数値を200として算出されています。2024年8月末現在、2,150 銘柄銘柄で構成されています。FTSE Russellが算出・公表しています。
英語では、FTSE Developed Asia Pacific All Cap Indexと表記されます。
- FTSE→指数算出会社のFTSE Russell社のこと。
- アジアパシフィック先進国→投資対象はアジア太平洋地域の先進国。
- オールキャップ→all capitalizationの略称で、全ての時価総額の株式という意味。株式は時価総額の大きさによって、大型株、中型株、小型株に分類されますが、この指数では、あらゆる時価総額の株式を構成対象にしていることを意味します。
FTSE アジアパシフィック先進国オールキャップ・インデックスの特徴: #
- 対象地域:アジア太平洋地域の先進国市場に焦点を当てています。この地域には、オーストラリア、香港、日本、韓国、ニュージーランド、シンガポールが含まれます。
- 企業規模:オールキャップ(All Cap)という名前の通り、大型株、中型株、小型株を含む、あらゆる企業規模の銘柄が対象となります。
- 多様性:地域的にも企業規模的にも幅広い構成となっており、単一市場や特定の企業規模に依存せず、分散されたポートフォリオの形成が可能です。
FTSEアジアパシフィック先進国オールキャップ・インデックスをベンチマークとするETF #
バンガード・FTSE・パシフィックETF(VPL)は同指数をベンチマークとするETFで、NYSE Arca(ニューヨーク証券取引所アーカ)に上場している米国籍のETF(インデックスファンド)です。世界最大級の運用会社であるバンガード社が管理・運用しています。日本からもSBI証券などのオンライン証券を通じて投資することができます。
まとめ #
FTSEアジアパシフィック先進国オールキャップ・インデックスは、アジア太平洋地域の先進国市場(オーストラリア、香港、日本、韓国、ニュージーランド、シンガポール)の大型・中型・小型株で構成された株価指数です。この指数は、地域の株式市場のパフォーマンスを幅広く反映し、FTSE Russellが算出しています。バンガード社の「FTSE・パシフィックETF(VPL)」などのETFが、この指数をベンチマークとして利用されています。