ETF(上場投資信託)市場の概況
東京証券取引所が公表した月刊ETFレポート(2017年9月版)によると、2017年9月のETF市場の月間売買代金は2.55兆円(立会内のみ)、一日平均売買代金は前月比15.62%増加して約1,277億円(立会内のみ)となりました。
売買代金ランキング
月間売買代金が最も大きかった銘柄は、2017年9月も野村アセットマネジメントの「NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」(1570)でした。同ETFの9月の月間売買代金は約1.49兆円で、全体の約58%を占めました。
売買代金ランキング上位10位ファンド全てが日本の株式市場を対象とするETFでしたが、この内6本のETFがブルベア型のファンドで、引き続きブルベア型を利用した短期的売買がETF市場の中心となっていることが伺えます。
【2017年9月 ETF売買代金ランキング上位10位銘柄】 |
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順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 対象指数 | 売買代金(千円) | 1日平均売買代金前月比 | 運用会社 |
1 | 1570 | NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 1,499,984,388 | +5.0% | 野村 |
2 | 1357 | NEXT FUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 416,636,654 | +8.0% | 野村 |
3 | 1321 | 日経225連動型上場投資信託 | 日経平均 | 103,697,120 | -4.9% | 野村 |
4 | 1579 | 日経平均ブル2倍上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 86,880,156
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-6.0%
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シンプレクス |
5 | 1306 | TOPIX連動型上場投資信託 | TOPIX | 75,359,038 | +0.8% | 野村 |
6 | 1360 | 日経平均ベア2倍上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 67,568,271
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+13.5%
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シンプレクス |
7 | 1568 | TOPIXブル2倍上場投信 | TOPIX レバレッジ(2倍)指数 | 43,215,247 | -2.0% | シンプレクス |
8 | 1330 | 上場インデックスファンド225 | 日経平均 | 27,275,898 | +21.0% | 日興 |
9 | 1320 | ダイワ上場投信-日経225 | 日経平均 | 24,364,556 | +17.5% | 大和 |
10 | 1458 | 楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 19,819,301 | -2.8% | 楽天 |
(データ出所:東京証券取引所 月間ETFレポート2017年9月版、立会外売買代金は含まない。 前月比は1日平均売買代金の前月比。一日平均売買代金が100万円以下の銘柄は除外。)
新規上場ETF
なお、2017年9月には、次の9本のETFが東京証券取引所に上場しました。9月末現在、東京証券取引所にはこれらを含めて221本のETFが上場しています。
- iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(1655)
- iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF(1656)
- iシェアーズ・コア MSCI 先進国株(除く日本)ETF(1657)
- iシェアーズ・コア MSCI 新興国株 ETF(1658)
- iシェアーズ 米国リート ETF(1659)
- ダイワ上場投信-TOPIX高配当40指数(1651)
- ダイワ上場投信-MSCI日本株女性活躍指数(WIN)(1652)
- ダイワ上場投信-MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数(1653)
- ダイワ上場投信-FTSE Blossom Japan Index(1654)