最も分配金利回りが高かったのは「上場インデックスファンド新興国債券」
2位から5位は東証REIT連動型ETF
東京証券取引所が公表した月刊ETFレポート (2017年12月版)によると、2017年12月の東京証券取引所ETF市場における分配金利回り上位5位銘柄は次の通りでした。
なお、ランキングにあたり、東京証券取引所では、一日平均売買代金が100万円以下の銘柄、監理・整理銘柄は除いています。監理ポスト銘柄への指定は、株式やETFなどの上場有価証券が上場廃止基準に該当するおそれがある場合に、東京証券取引所が講じる措置です。投資家に、その事実を周知させることで、これに対応できるようにする目的で行われます。上場廃止が決定されると、ETFは整理ポスト銘柄へ指定されます。
分配金利回り上位5位銘柄
最も分配金利回りが高かったのは、2017年12月も日興アセットマネジメントが管理・運用する「上場インデックスファンド新興国債券(銘柄コード:1566)」で、実績分配金利回りは5.6%でした。同ETFは、世界の新興国の国債市場に分散投資するETFで、「ブルームバーグ・バークレイズ自国通貨建て新興市場国債・10%国キャップ・インデックス」の円換算をベンチマークとしています。
2位から5位までは東証REIT指数への連動を目指すETFが占めました。
順位 | コード | ETF名 | ベンチマーク | 純資産総額(百万円)(順位) | 実績分配金利回り | 運用会社 |
1 | 1566 | 上場インデックスファンド新興国債券 | ブルーム バーグ・バークレイズ自国通貨建て新興市場国債・10%国キャッ プ・インデックス | 569,448 (45) | 5.6% | 日興 |
2 | 1345 | 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型 | 東証REIT指数 | 1,044,161(36) | 3.6% | 日興 |
3 | 1476 | iシェアーズ JリートETF | 東証REIT指数 | 183,990 (77) | 3.6% | ブラックロック |
4 | 1398 | SMAM東証REIT指数上場投信 | 東証REIT指数 | 22,625(132) | 3.5% | 三井住友 |
5 | 1597 | MAXIS Jリート上場投信 | 東証REIT指数 | 212,192 (73) | 3.5% | 三菱UFJ国際 |
(データ出所:東京証券取引所 月間ETFレポート(2017年12月版)直近12か月の実績分配金及び12月末の終値をもとに算出した分配金利回り