S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、2018年2月2日に、インデックス・ダッシュボード (S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの指数から見る先月の日本市場の動き)を発表した。
日本市場: インデックス・ダッシュボードの概要は次の通り。
- 日本の株式市場は1月に概して堅調な展開となり、S&P日本500 指数は1月末にかけて終値ベースでこの10年間で最も高い水準 を記録した。その後やや反落したものの、同指数は1月に 1.13%の上昇となった。
- また、S&P/TOPIX 150指数も1月に1.33%の上昇となった。
- S&P日本500指数のセクター別パフォーマンスを見ると、上昇セク ターと下落セクターがほぼ半々となった。不動産セクターが 4.37%上昇し、最大の上げ幅を記録した。同セクターは、2番目 に大きな上げ幅を記録した情報技術セクターの上昇幅を1%以上 上回った。一方、生活必需品セクターは1.50%下落し、最大の 下げ幅を記録した。
- S&P モメンタム日本中大型株指数は1月、日本株スマートベータ 戦略の指数の中で最大の上げ幅を記録した。S&P 低ベータ 日本指数及びS&Pイントリンシック・バリュー加重日本指数はそれ ぞれ2番目及び3番目に大きな上げ幅を記録した。
- 日銀が金融緩和縮小観測を牽制したにもかかわらず、世界の債券市場が下落したため、S&Pダウ。ジョーンズ・インデックス社の全ての国内債券指数も1月に下 落した。
- 1月はボラティリティ予想が上昇した。CBOE/CME FX Yenボラティリティ指数、S&P/JPX 日本国債 VIX 指数、及びCBOEボラティリティ指数の全てが上昇した。