ETF市場全体の売買代金は前月比で大幅増加
売買代金1位は2月もNEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信
ETF(上場投資信託)市場の概況
東京証券取引所が公表した月刊ETFレポート(2018年2月版)によると、2018年2月のETF市場の月間売買代金は約6.4兆円(立会内のみ)、一日平均売買代金は前月比52.77%増加して約3,387億円(立会内のみ)となりました。2月末現在、東京証券取引所には221本のETFが上場しています。
売買代金ランキング
月間売買代金が最も大きかったETFは、2018年2月も野村アセットマネジメントの「NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」(1570)でした。同ETFの2月の月間売買代金は約4兆円で、全体の約62%を占めました。
また、2月も上位10位ファンド全てが日本の株式市場を対象とするETFで、この内6本のETFがブルベア型のファンドでした。引き続きブルベア型を利用した短期的売買がETF市場の中心となっています。
【2018年2月 ETF売買代金ランキング上位10位銘柄】 |
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順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 対象指数 | 売買代金(千円) | 1日平均売買代金前月比 | 運用会社 |
1 | 1570 | NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 4,002,159,247 | +40.4% | 野村 |
2 | 1357 | NEXT FUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 1,117,949,992 | +166.1% | 野村 |
3 | 1579 | 日経平均ブル2倍上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 255,402,355 | +65.0% | シンプレクス |
4 | 1321 | 日経225連動型上場投資信託 | 日経平均 | 254,032,231 | +28.6% | 野村 |
5 | 1360 | 日経平均ベア2倍上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 128,888,189 | +64.8% | シンプレクス |
6 | 1306 | TOPIX連動型上場投資信託 | TOPIX | 115,429,487 | +9.1% | 野村 |
7 | 1330 | 上場インデックスファンド225 | 日経平均 | 72,323,011 | +50.8%
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日興 |
8 | 1320 | ダイワ上場投信-日経225 | 日経平均 | 57,861,312 | +39.5% | 大和 |
9 | 1459 | 楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 52,010,070 | +91.1% | 楽天投信 |
10 | 1568 | TOPIXブル2倍上場投信 | TOPIX レバレッジ(2倍)指数 | 49,075,242 | +24.2% | シンプレクス |
(データ出所:東京証券取引所 月間ETFレポート2018年2月版、立会外売買代金は含まない。 前月比は1日平均売買代金の前月比。一日平均売買代金が100万円以下の銘柄は除外。)
なお、2018年2月1日に、東証マザーズETF(銘柄コード:2516)が新規に東京証券取引所に上場しました。同ETFは東証マザーズ指数への連動を目指すETFで、シンプレクス・アセット・マネジメントが管理・運用しています。