2018年2月のリート市場
東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2018年2月末時点)によると、東証REIT指数は、前月比-43.93ポイントの1,700.96ポイントで2月の取引を終了 しました。
2018年2月末のREIT市場の時価総額合計は前月比1.83% 減少し11.82兆円となりました。2月の予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は4.05%で2018年1月の4.00%からわずかに上昇しました。また、1日平均売買代金(立会内)は前月比16.18%増加し414億円となりました。
売買代金上位5銘柄
2018年2月のREITの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。月間の売買代金が最も大きかったのは「GLP投資法人」で、売買代金は約574億円でした。GLP投資法人は物流施設に重点投資する投資法人です。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比** |
1 | 3281 | GLP投資法人 | 57,462 | +262.2% |
2 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 50,525 | +18.2% |
3 | 3462 | 野村不動産マスターファンド投資法人 | 41,587 | +35.0% |
4 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 39,980 | -1.9% |
5 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 33,913 | +2.4% |
*東証REIT市場における当月の立会内売買代金トップ5銘柄。
**前月比は、1日平均売買代金の前月比。
(データ出所:東京証券取引所)
2018年2月のREIT市場での出来事
日本銀行によるREITの買入れは2月1日、5日、6日、9日、14日、15日、27日、28日に各々12億円(合計96億円)実施されました。
ジャパン・シニアリビング投資法人(3460)は、ケネディクス・レジデンシャル投資法人(3278)との合併に伴い2月26日付けで上場廃止となりました。また、ザイマックス・リート投資法人(3488)が2月15日に東京証券取引所に上場しました。同投資法人は、オフィス、商業施設及びホテルを主用途とする物件を重点投資対象とする投資法人です。
また、次の9社の投資法人が2月に2017年12月期決算を発表しました。
投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。
- 日本ビルファンド投資法人(8951)
- 日本プライムリアルティ投資法人(8955)
- インヴィンシブル投資法人(8963)
- フロンティア不動産投資法人(8964)
- ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)
- ジャパンエクセレント投資法人(8987)
- MCUBS MidCity投資法人(3227)
- 日本リート投資法人(3296)
- マリモ地方創生リート投資法人(3470)