ETF市場全体の1日当たりの売買代金は前月比18.80%減少
売買代金1位は3月もNEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信
ETF(上場投資信託)市場の概況
東京証券取引所が公表した月刊ETFレポート(2018年3月版)によると、2018年3月のETF市場の月間売買代金は約5.8兆円(立会内のみ)、一日平均売買代金は前月比18.80%減少して約2,750億円(立会内のみ)となりました。3月末現在、東京証券取引所には218本のETFが上場しています。
ETFの売買代金ランキング
2018年3月のETF市場における売買代金上位10位銘柄は次の表の通りでした。1位から7位までの銘柄は2月と同じでした。また、3月も上位10位ファンド全てが日本の株式市場を対象とするETFで、この内6本のETFがブルベア型のファンドでした。引き続きブルベア型を利用した短期的売買がETF市場の中心です。
【2018年3月 ETF売買代金ランキング上位10位銘柄】 | ||||||
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 対象指数 | 売買代金(千円) | 1日平均売買代金前月比 | 運用会社 |
1 | 1570 | NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 3,787,379,773 | -5.4% | 野村 |
2 | 1357 | NEXT FUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 900,210,394 | -19.5% | 野村 |
3 | 1579 | 日経平均ブル2倍上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 224,881,250
|
-12.0% | シンプレクス |
4 | 1321 | 日経225連動型上場投資信託 | 日経平均 | 194,398,530 | -23.5% | 野村 |
5 | 1360 | 日経平均ベア2倍上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 110,940,486
|
-13.9%
|
シンプレクス |
6 | 1306 | TOPIX連動型上場投資信託 | TOPIX | 96,695,255 | -16.2% | 野村 |
7 | 1330 | 上場インデックスファンド225 | 日経平均 | 65,671,664 | -9.2% | 日興 |
8 | 1458 | 楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 50,151,167 | +6.4% | 楽天 |
9 | 1459 | 楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 43,975,981 | -15.4% | 楽天投信 |
10 | 1320 | ダイワ上場投信-日経225 | 日経平均株価 | 40,050,111 | -30.8% | 大和 |
(データ出所:東京証券取引所 月間ETFレポート2018年3月版、立会外売買代金は含まない。前月比は1日平均売買代金の前月比。一日平均売買代金が100万円以下の銘柄は除外。)
なお、2018年3月8日に、「上場インデックスファンドS&P日本新興株100(1314)」、「上場インデックスファンドFTSE日本グリーンチップ35(1347)」、「上場インデックスファンド中国H株(ハンセン中国企業株)(1548)」が上場廃止となりました。