2018年3月のリート市場
東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2018年3月末時点)によると、東証REIT指数は、前月比−12.3ポイントの1,688.66ポイントで3月の取引を終了しました。
2018年3月末のREIT市場の時価総額合計は前月比1.10% 増加し11.95兆円となりました。3月の予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は4.10%で2月の4.05%からわずかに上昇しました。また、1日平均売買代金(立会内)は前月比3.91%減少し398億円でした。
売買代金上位5銘柄
2018年3月のREITの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。月間の売買代金が最も大きかったのは「大和ハウスリート投資法人」で、売買代金は約1,058億円でした。大和ハウスリート投資法人は、物流施設、居住施設、商業施設及びホテルを中核資産とする投資法人です。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比** |
1 | 8984 | 大和ハウスリート投資法人 | 105,871 | +235.6% |
2 | 3281 | GLP投資法人 | 58,838 | -7.4% |
3 | 3283 | 日本プロロジスリート投資法人 | 56,564 | +59.5% |
4 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 49,185 | -11.9% |
5 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 40,730 | -7.8% |
*東証REIT市場における当月の立会内売買代金トップ5銘柄。
**前月比は、1日平均売買代金の前月比。
(データ出所:東京証券取引所)
2018年3月のREIT市場での出来事
日本銀行によるREITの買入れは3月1日、2日、5日、9日、19日、23日、26日に各々12億円(合計84億円)実施されました。
3月30日に、三菱UFJ国際投信株式会社が運用する東証REIT Core指数に連動するETF「MAXISJリート・コア上場投信」(2517)の上場が承認されました。同ETFは、4月17日に東京証券取引所に上場する予定です。東証REIT Core指数は、流動性が高く、時価総額の大きい25銘柄(2018年3月26日現在)で構成されたリート指数です。
また、次の13社の投資法人が3月に2018年1月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。
- 東急リアル・エステート投資法人(8957)
- 日本ロジスティックスファンド投資法人(8967)
- 森ヒルズリート投資法人(3234)
- 産業ファンド投資法人(3249)
- アドバンス・レジデンス投資法人(3269)
- ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人(3278)
- コンフォリア・レジデンシャル投資法人(3282)
- イオンリート投資法人(3292)
- ヘルスケア&メディカル投資法人(3455)
- サムティ・レジデンシャル投資法人(3459)
- いちごホテルリート投資法人(3463)
- スターアジア不動産投資法人(3468)
- 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(3471)