ブルームバーグ、首都大学東京にて全面的な講義支援


ブルームバーグ首都大学東京は夏期講義期間(8~9月)に、 ブルームバーグが全面的に支援する講座「ファイナンス特別講義(Bloombergを活用した定量分析)」を開設する。

最先端の金融実務とアカデミクスの融合を通じ、 国際水準のカリキュラムを実現。 グローバルに活躍できる即戦力人材の育成を目的とする。 同講座は首都大学東京のファイナンスプログラム(Master of Finance)にてファイナンスを専攻する大学院生の皆様を対象に実施される。

講座では金融業界での実務において必要不可欠となっているブルームバーグ端末を活用。 実際の端末を通じて活きた情報・データにアクセスし、 債券、 株式、 クレジットデリバティブ、 金利デリバティブ、 ポートフォリオ、 金利モデルなど8つの分野について幅広い講義と実習を行う。

金融実務では最適なデータへのアクセスと定量分析手法の選択が重要であり、 豊富なデータを保有し、 かつ広範な分析ツールを備えたブルームバーグ端末が採用されている。 同講座ではブルームバーグが派遣する本端末専門家の指導のもと、 自ら端末を操作し、 さまざまなテーマの演習を行うことで、 データへのアクセス方法と定量分析手法の取り扱いを習熟。 金融業界での日々の業務に欠かせない実践的知識を習得することが可能となる。

首都大学東京大学院経営学研究科長の田中敬一教授は次のように述べている。

金融業務はグローバル規模で常に進化しています。 本講座は日本でトップレベルの公立大学として最高レベルの教育環境を提供する我々とブルームバーグによる世界基準の実践ツールの融合によるものです。 第一線で活躍する受講生にとって、 未来を切り開く貴重な機会となると信じています。

首都大学東京大学院のファイナンスプログラム(Master of Finance) は、 東京都の成長戦略の一環としてグローバルで活用できる高度金融専門人材を育成するために2016年に開設された。 首都大学東京では現在、 合計12台のブルームバーグ端末が使用されている。

国内では東京大学や慶応義塾大学をはじめとする22の大学が、 海外では米スタンフォード大学や中国清華大学など1,000校以上の大学がブルームバーグ端末を活用している。 英紙Times Higher Educationが発表するグローバルトップ100校のうち、 約70%の大学でブルームバーグが導入されている。 (2018年4月現在)

ブルームバーグ在日代表の石橋邦裕氏は次のようにコメントしている。

ブルームバーグは長年の間、 金融業界のスタンダードツールとして活用されています。 我々が提供する機能は、 ときには金融業界の未来を切り開き、 そして業界とともに成長してきました。 今回、 弊社の専門家が本講座の提供において、 全面的にサポートさせていただけることは大きな喜びであり、 この機会に心から感謝いたします。

ブルームバーグは2017年に日本大学経済学部において寄付講座を実施した。 今後もこのような金融教育を通じて、 日本経済、 そして金融業界の更なる発展に貢献していく。

<講座の概要>

  • タイトル:「ファイナンス特別講義(Bloombergを活用した定量分析)」
  • 日程:2018年8月21日から9月30日の毎週月曜日と木曜日(計16コマ)
  • 場所:首都大学東京丸の内サテライトキャンパス
  • 対象と単位数: ファイナンスを専攻する大学院生 2単位
  • 講師:ブルームバーグで勤務する専門家と首都大学東京で金融を専門とする教授

<講座スケジュール>

<講座内容>

1. 金利スワップ、 アセットスワップ、 Zスプレッド、 OAS
2. 物価連動債とインフレスワップ
3. クレジットデリバティブ
4. オプションとインプライド・ボラティリティ
5. スワップション
6. 金利モデル
7. 株式ポートフォリオ
8. VIX、 バリアンススワップ