2018年5月のリート市場
東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2018年5月末時点)によると、東証REIT指数は、前月比5.65ポイント上昇し1,734.13ポイントで5月の取引を終了しました。
2018年5月末のREIT市場の時価総額合計は前月比1.90% 増加し約12.38兆円となりました。5月の予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は4.04%で4月の4.06%からわずかに低下しました。また、1日平均売買代金(立会内)は前月比7.20%増加し351億円でした。
売買代金上位5銘柄
2018年5月のREITの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。5月の月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で、売買代金は約478億円でした。日本ビルファンド投資法人は、三井不動産をメインスポンサーとする国内最大のオフィス特化型の不動産投資法人です。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比** |
1 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 47,894 | +1.2% |
2 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 47,289 | +50.1% |
3 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 42,894 | -58.0% |
4 | 8972 | ケネディクス・オフィス投資法人 | 38,099 | +98.6% |
5 | 3283 | 日本プロロジスリート投資法人 | 32,013 | +28.0% |
*東証REIT市場における当月の立会内売買代金トップ5銘柄。
**前月比は、1日平均売買代金の前月比。
(データ出所:東京証券取引所)
2018年5月のREIT市場での出来事
日本銀行によるREITの買入れは8回(合計96億円)実施されました。 また、次の5社の投資法人が5月に2018年3月期決算を発表しました。(投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。)
- ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)
- グローバル・ワン不動産投資法人(8958)
- 森トラスト総合リート投資法人(8961)
- 日本賃貸住宅投資法人(8986)
- ケネディクス商業リート投資法人(3453)