株式会社お金のデザインは、昨年11月に設立した事業子会社「400F」を本格稼働させると発表した。その最初のプロジェクトは、 将来のお金に不安を抱える20・30代をターゲットとした「お金の健康診断」のウェブ版サービスとなる。お金のデザインでは「人とお金の関わり方を変える」というミッションを、 事業子会社400Fの活用により、 金融サービスとは別な方向から実践していくとしている。
お金のデザインは、2017年11月~2017年12月にかけて、株式会社カヤック、 株式会社CAMPFIRE、 JapanTaxi株式会社など6社と、「お金の健康診断」のトライアルプログラムを実施した。お金の健康診断は、プロのファイナンシャルプランナーが、お金の「ドクター」として、実際に企業を訪問し、独自開発した診断プログラムの結果をもとに、訪問先企業の従業員のお金の健康度をチェックし、「お金」との向き合い方をアドバイスするプログラム。お金のデザインでは、トライアルプログラム実施後、参加企業、受診者、ファイナンシャルプランナーからのフィードバックを受け、このプログラムを拡大するための方法について準備してきた。
お金のデザインが実施した 20~30代の男女を対象にした「将来の不安に関する調査」(2017年11月実施n=400名)でも、お金について、不安を感じる人が、健康について不安に感じている人を上回り、お金のデザインは「より多くの人が、 お金の不安を解消できる方法を提供する必要があると考えました」と述べている。
また、お金のデザインは次のようにコメントしている。
お金に関する将来の不安を抱える多くの人と、 アドバイザーになるファイナンシャルプランナーを結びつけるためには、 もっとカジュアルに、 かかりつけのお医者さんに気軽に相談する感覚で、 相談できる場が必要と考えました。 そして、 その開発については、 従来の金融サービスの枠を超え、 自由な発想でサービスを構築するため、 2017年11月に事業子会社として設立していた「400F」にて行うこととしました。
ウェブ版「お金の健康診断」サイト→https://okane-kenko.jp
■400Fの名前の由来
お金のデザインでは、子会社の社名である400Fの由来について次のように述べている。
今では著名な画家として知られるゴッホは、 生前1枚しか絵が売れず、 唯一売れた「赤い葡萄畑(La Vigne rouge)」という絵は当時の値段で400フランでした。目の前の価値がないようにみえるものにこそ、 未来への希望が隠されているのかもしれない。 私達は、 隠された未来への価値を信じ続け、 お客さまの明日を価値あるものにしていく。 そんな想いで、 この名前をつけました。