投資信託の純資産総額ランキング (2018年6月)


投資信託の純資産総額ランキング

フィデリティ・USハイ・イールドが1位をキープ

投資信託事情・投信まとなびによると、2018年6月の国内最大ファンド上位50位ランキング(追加型株式投資信託ETFは除く)は除く)は下表の通りでした。

フィデリティ投信が運用する「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド」が先月に続き首位を維持しました。しかし、同ファンドの2018年6月末の純資産額は約7,592億円で、5月末から約56億円減少しています。

レオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」は第4位を維持しました。「ひふみプラス」の6月末の純資産額は6,109億円で、5月末から約102億円増加しました。

 

純資産額上位5位ファンド
順位 運用会社 ファンド名 月末純資産(億円)
1 フィデリティ フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 7,592.0
2 フィデリティ フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無) 7,568.1
3 AM-One 新光 US-REITオープン《ゼウス》 7,209.9
4 レオス ひふみプラス 6,109.1
5 日興AM ラサール・グローバルREITファンド(毎月) 6,058.2

 

分配頻度

純資産額上位50位までのファンドの分配頻度を見ると、毎月分配型(年12回分配)のファンドが29本と引き続き過半数を占め、次いで年1回分配ファンドが17本、年2回分配ファンドが4本でした。

投資対象

 純資産額上位50位までのファンドの投資対象資産別の分布を見ると、外国の株式に投資するファンドが15本と最も多く、次いで外国債10本、外国のREIT不動産投資信託)が8本、日本の株式が6本、アロケーション型が5本、国内の債券に投資するファンドが4本、国内のREITに投資するファンドが2本でした。引き続き外国の資産に投資するファンドが過半数を占めています。

資金増減

投資信託の人気のバロメーターでもある月中の資金増減(月中の設定額から解約額を差引いた額)を見ると、純資産額上位50位までのファンドの中で資金増加額が最も大きかったのは、前月と同じくアセットマネジメントOneの「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(ヘッジ無)《未来の世界》」で、増加額は約306億円でした。

「グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(ヘッジ無)《未来の世界》」は、投資アイデアの分析・評価や、個別企業の競争優位性、成長力の評価に基づき選定した質の高いと考えられる企業の中から、市場価格が理論価格より割安と判断される銘柄を厳選して投資を行うファンドで、2016年9月30日に設定されました。

また、純資産額で4位のレオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」は約111.9億円の資金増加でした。

なお、月間の資金増加となったのは上位50位ファンドのうち23ファンドでした。

月間資金増加額上位5位ファンドは次の通りです。

 

月間資金増加額上位5位ファンド(2018年6月)

運用会社 ファンド名 月末純資産額(億円) 月間資金増加額(億円)
AM-One グローバル・ハイクオリティ成長株式F(ヘッジ無)《未来の世界》 3,414.6 306.3
東京海上AM 東京海上・円資産バランスF(毎月)《円奏会》 4,007.6 166.1
日興AM スマート・ファイブ(毎月) 2,511.6 138.8
レオス ひふみプラス 6,109.1 111.9
AM-One 新興国ハイクオリティ成長株式ファンド《未来の世界(新興国)》 2,562.6 89.1

 

一方、純資産総額上位50位ファンドの中で、月中の資金減少額が最も大きかったのは、前月と同じくアセットマネジメントOneの「新光US-REITオープン《ゼウス》」で、減少額は約210億円でした。

純資産額上位50位ファンドの中で月間の資金減少額が最も大きかったファンド5本は次の通りです。海外リートに投資するファンドの資金減少が引き続き目立っています。

 

運用会社 ファンド名 月末純資産額(億円) 月間資金減少額(億円)
AM-One 新光 US-REITオープン《ゼウス》 7,209.9 -210.9
フィデリティ フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無) 7,568.1 -184.1
レッグ・メイソン LM・オーストラリア高配当株F(毎月) 3,817.5 -149.4
日興AM ラサール・グローバルREITファンド(毎月) 6,058.2 -142.2
フィデリティ フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 7,592.0 -134.0

 

騰落率

次に、純資産総額50位までのファンドの騰落率を見ると、運用期間が1年以上あるファンド47本のうち過去1年の騰落率がプラスだったのは32本でした。過去1年の騰落率が最も高かったのは前月と同じく日興アセットマネジメントの「グローバル・フィンテック株式ファンド」で、騰落率は+29.4%でした。過去1年の騰落率上位5ファンドは次の通りです。

運用会社 ファンド名 純資産額(億円) 騰落率(1年)%
日興AM グローバル・フィンテック株式F 2,089.4 29.4
AM-One グローバル・ハイクオリティ成長株式F(ヘッジ無)《未来の世界》 3,414.6 28.5
三井住友AM グローバルAIファンド 3,014.7 23.7
レオス ひふみプラス 6,109.1 23.1
大和投信 ロボット・テクノロジー関連株F -ロボテック- 3,904.7 13.2

 

また、過去5年の騰落率を見ると、純資産額上位50位までのファンドで5年以上の運用期間があった37本のうち騰落率がプラスとなったのは、36本でした。過去5年の騰落率が最も高かったのは、6月もレオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」で、騰落率は+179.6%でした。純資産上位50位ファンドの中で、過去5年の騰落率が最も高かったファンド5本は次の通りです。

運用会社 ファンド名 純資産額(億円) 騰落率(5年)%
レオス ひふみプラス 6,109.1 179.6
野村AM 野村インド株投資 4,814.0 105.9
大和投信 ダイワファンドラップ 日本株式セレクト 3,213.8 81.1
野村AM 野村 ファンドラップ日本株 2,289.3 73.5
フィデリティ フィデリティ・日本成長株・ファンド 4,051.1 72.7

 

騰落率データの詳細については、投信まとなびの投信検索等http://www.matonavi.jp/retrieval/で詳細をご確認下さい。

国内最大ファンド・ランキング<上位50位ファンド>(2018年6月)

順位 運用会社 ファンド名 純資産(億円) 資金増減(億円) 騰落率(1年)% 騰落率(5年)%
1 フィデリティ フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 7,592.0 -134.0 1.2 30.5
2 フィデリティ フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無) 7,568.1 -184.1 0.5 44.0
3 AM-One 新光 US-REITオープン《ゼウス》 7,209.9 -210.9 0.5 34.5
4 レオス ひふみプラス 6,109.1 111.9 23.1 179.6
5 日興 ラサール・グローバルREITファンド(毎月) 6,058.2 -142.2 3.1 35.4
6 大和投信 ダイワ・US-REIT・オープン(毎月)B(ヘッジ無) 5,893.4 31.3 -0.3 42.4
7 ピクテ投信 ピクテ・グローバル・インカム株式F(毎月) 5,689.6 13.2 -1.9 26.0
8 日興 グローバル・ロボティクス株式ファンド(年2) 4,975.7 48.6 12.6
9 日興 グローバル・ロボティクス株式ファンド(1年) 4,948.6 -81.2 11.6
10 大和投信 ダイワファンドラップ 日本債券セレクト 4,941.5 45.4 1.0 8.7
11 三菱UFJ国際 グローバル・ソブリン・オープン (毎月) 4,864.4 -50.0 -1.9 13.3
12 野村 野村インド株投資 4,814.0 -80.5 3.8 105.9
13 フィデリティ フィデリティ・日本成長株・ファンド 4,051.1 17.1 12.4 72.7
14 東京海上 東京海上・円資産バランスF(毎月)《円奏会》 4,007.6 166.1 2.5 19.2
15 大和投信 ロボット・テクノロジー関連株F -ロボテック- 3,904.7 -55.8 13.2
16 レッグ・メイソン LM・オーストラリア高配当株F(毎月) 3,817.5 -149.4 -3.7 26.3
17 大和投信 ダイワ米国リート・ファンド(毎月)ヘッジ無 3,727.8 -36.0 -0.3 41.8
18 日興 財産3分法F(不動産・債券・株式)毎月 3,544.0 61.9 3.1 26.5
19 岡三 アジア・オセアニア好配当成長株Op(毎月) 3,462.1 -16.9 -1.5 25.6
20 野村 野村外国債券インデックス(野村一任口座) 3,426.0 -23.2 -0.8 17.7
21 AM-One グローバル・ハイクオリティ成長株式F(ヘッジ無)《未来の世界》 3,414.6 306.3 28.5
22 三菱UFJ国際 ワールド・リート・オープン(毎月) 3,401.6 -39.9 -0.3 31.4
23 野村 野村PIMCO・世界インカム戦略F A(ヘッジ有 年2) 3,398.5 -27.4 -1.5
24 大和投信 ダイワファンドラップ 日本株式セレクト 3,213.8 27.7 9.6 81.1
25 さわかみ さわかみファンド 3,164.7 -0.3 10.6 71.4
26 野村 野村日本債券インデックス(野村一任口座) 3,107.7 -37.1 0.9 9.4
27 野村 野村 ファンドラップ外国債券B(ヘッジ無) 3,092.6 -10.9 -1.5 20.8
28 三井住友 グローバルAIファンド 3,014.7 -111.0 23.7
29 BNYメロン モビリティ・イノベーションF 2,912.8 26.1
30 大和投信 ハイグレード・オセアニア・ボンド・Op(毎月)《杏の実》 2,846.4 -43.8 -4.3 5.3
31 三井住友トラスト J-REIT・リサーチ・オープン(毎月) 2,735.3 -39.7 8.9 45.4
32 大和投信 ダイワ日本国債ファンド(毎月) 2,626.8 -52.0 0.4 6.6
33 AM-One 新興国ハイクオリティ成長株式ファンド《未来の世界(新興国)》 2,562.6 89.1
34 日興AM スマート・ファイブ(毎月) 2,511.6 138.8 0.0
35 ピクテ投信 ピクテ新興国インカム株式F(毎月) 2,455.3 -21.1 1.2 10.7
36 しんきんAM しんきんJリートオープン(毎月) 2,429.5 40.9 6.5 37.6
37 JPモルガン JPMベスト・インカム(毎月) 2,342.0 23.1 0.1
38 アムンディ SMBC・アムンディ プロテクト&スイッチF《あんしんスイッチ》 2,330.8 -3.8
39 野村AM 野村 ファンドラップ日本株 2,289.3 20.2 10.6 73.5
40 大和住銀 短期豪ドル債オープン (毎月) 2,214.1 -27.8 -4.2 -0.1
41 日興AM グローバル・フィンテック株式F 2,089.4 21.1 29.4
42 日興AM インデックスファンド225 2,087.5 19.3 12.8 71.8
43 野村AM 野村インド債券ファンド(毎月) 2,051.9 -48.8 -6.1 36.9
44 野村AM 野村 ファンドラップ外国債券A(ヘッジ有) 2,013.1 14.0 -1.4 9.7
45 UBS AM UBS世界公共インフラ債券投信 (通貨選択)円 (毎月) 2,007.5 -56.6 -3.4 6.8
46 大和住銀 SMBCファンドラップ・日本債 1,968.5 30.1 0.4 9.4
47 大和投信 ダイワファンドラップ 外国株式セレクト 1,966.4 14.1 6.2 67.3
48 三井住友AM アジア好利回りリートF 1,949.7 -24.1 2.8 32.3
49 ゴールドマン GSグローバル・ビッグデータ投資戦略 B(ヘッジ無)《AIブレイン》 1,933.0 30.3 10.4
50 AM-One DIAM世界リートインデックスファンド(毎月) 1,919.0 6.8 1.6 44.2

(データ出所:投信まとなび・投資信託事情)