2018年11月のリート市場
東京証券取引所が公表した月刊REIT(リート)レポート(2018年11月版)によると、東証REIT指数は、前月比70.99ポイント上昇して、1,816.96ポイントで11月の取引を終了しました。
2018年11月末のREIT市場の時価総額合計は前月比3.89%増加し13.25兆円となりました。予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は4.07%で10月の4.19%から低下しました。また、1日平均売買代金(立会内)は、前月比23.39%増加し390億円でした。
売買代金上位5銘柄
2018年11月のREITの売買代金上位5銘柄(立会内)は次のとおりです。なお、11月末現在、東京証券取引所には61の不動産投資法人が上場しています。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比(1日平均売買代金の前月比) |
1 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 72,960 | +96.7% |
2 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 61,867 | +98.9% |
3 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 47,332 | +48.1% |
4 | 8960 | ユナイテッド・アーバン投資法人 | 37,527 | +76.8% |
5 | 8984 | 大和ハウスリート投資法人 | 34,126 | +40.7% |
(データ出所:東京証券取引所)
月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で売買代金は約729億円でした。日本ビルファンド投資法人は、三井不動産をメインスポンサーとする国内最大のオフィス特化型の不動産投資法人です。
2018年11月のREIT市場での出来事
日本銀行によるREITの買入れは1回(12億円)実施されました。
阪急阪神リート投資法人(8977)とアクティビア・プロパティーズ投資法人(3279)が公募増資を発表しました。
また、次の5投資法人が11月に2018年9月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。
- ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)
- グローバル・ワン不動産投資法人(8958)
- 森トラスト総合リート投資法人(8961)
- 日本賃貸住宅投資法人(8986)
- ケネディクス商業リート投資法人(3453)