ETF(上場投資信託)市場の概況
東京証券取引所が公表したETF・ETN月間相場表(2019年4月版)によると、2019年4月のETF市場全体の月間売買代金(立会内とToSTNetの合計)は前月比約1.8%減少し、約3.32兆円になりました。
4月19日に「NEXT FUNDS 野村株主還元70連動型上場投信(銘柄コード:2529)」が上場し、4月末現在、東京証券取引所には229本のETFが上場しています。
ETFの売買代金ランキング
月間売買代金が最も大きかった銘柄は、2019年4月も野村アセットマネジメントの「NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」(銘柄コード:1570)でした。同ETFの4月の月間売買代金は約2.07兆円(立会内とToSTNeT合計)で、全体の約6割を占めました。
売買代金上位10位銘柄は次の表の通りでした。4月も売買代金上位10位ファンド全てが日本の株式市場を対象とするETFで、この内6本のETFがブルベア型のファンドでした。引き続きブルベア型を利用した短期的売買がETF市場の中心です。
【2019年4月 ETF売買代金ランキング上位10位銘柄】
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 対象指数 | 売買代金(百万円) | 運用会社 |
1 | 1570 | NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 2、075、996 | 野村 |
2 | 1357 | NEXT FUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 451,724 | 野村 |
3 | 1321 | 日経225連動型上場投資信託 | 日経平均株価 | 129,996 | 野村 |
4 | 1579 | 日経平均ブル2倍上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 105,697 | シンプレクス |
5 | 1306 | TOPIX連動型上場投資信託 | TOPIX | 83,566 | 野村 |
6 | 1330 | 上場インデックスファンド225 | 日経平均株価 | 64,552 | 日興 |
7 | 1320 | ダイワ上場投信‐日経225 | 日経平均株価 | 64,307 | 大和 |
8 | 1360 | 日経平均ベア2倍上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 52,854 | シンプレクス |
9 | 1458 | 楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 34,833 | 楽天 |
10 | 1459 | 楽天ETF-日経ダブルインバース指数連動型 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 25,113 | 楽天 |
(データ出所:東京証券取引所 ETF・ETN月刊相場表2019年4月版)