2019年5月のリート市場
東京証券取引所が公表した月刊REIT(リート)レポート(2019年5月版)によると、東証REIT指数は、前月終値から27.79ポイント上昇して1,916.92 ポイントで2019年5月の取引を終了しました。
2019年5月末のREIT市場の時価総額合計は前月比2.94%増加し14.46 兆円となりました。予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は3.87%で4月の3.96%から若干低下しました。1日平均売買代金(立会内)は、前月比11.54%増加し478億円でした。
売買代金上位5銘柄
2019年5月のREITの売買代金上位5銘柄(立会内)は次のとおりです。なお、5月末現在、東京証券取引所には63の不動産投資法人が上場しています。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比(1日平均売買代金の前月比) |
1 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 69,315 | -3.5% |
2 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 58,921 | +9.3% |
3 | 3462 | 野村不動産マスターファンド投資法人 | 45,701 | +35.4% |
4 | 3283 | 日本プロロジスリート投資法人 | 38,872 | +48.3% |
3 | 8953 | 日本リテールファンド投資法人 | 36,884 | +5.6% |
(データ出所:東京証券取引所)**前月比は、1日平均売買代金の前月比
月間の売買代金が最も大きかったのは4月も「日本ビルファンド投資法人」で売買代金は約693億円でした。日本ビルファンド投資法人は、三井不動産をメインスポンサーとする国内最大のオフィス特化型の不動産投資法人です。
2019年5月のREIT市場での出来事
5月の日本銀行による買入れは3回・36億円が実施されました。
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人(3298)、産業ファンド投資法人(3249)、ラサールロジポート投資法人(3466)、積水ハウス・リート投資法人(3309)が公募増資を発表しました。
また、次の5投資法人が5月に2019年3月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。
- ジャパンリアルエステイト投資法人(8952)
- グローバル・ワン投資法人(8958)
- 森トラスト総合リート投資法人(8961)
- 日本賃貸住宅投資法人(8986)
- ケネディクス商業リート投資法人(3453)