ETF(上場投資信託)市場の概況
東京証券取引所が公表したETF・ETN月間相場表(2019年7月版)によると、2019年7月のETF市場全体の月間売買代金(立会内とToSTNetの合計)は前月比約13%増加し、約2.97兆円になりました。
ETFの売買代金ランキング
月間売買代金が最も大きかった銘柄は、2019年7月も野村アセットマネジメントの「NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」(銘柄コード:1570)でした。同ETFの7月の月間売買代金は約1.9兆円(立会内とToSTNeT合計)で、全体の約64%を占めました。
売買代金上位10位銘柄は次の表の通りでした。売買代金上位10位ファンドのうち「国際のETF VIX短期先物指数」を除く9本が日本の株式市場を対象とするETFで、この内5本のETFがブルベア型のファンドでした。引き続きブルベア型を利用した短期的売買がETF市場の取引の中心であることが伺えます。
2019年7月 ETF売買代金ランキング上位10位銘柄
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 対象指数 | 売買代金(百万円) | 運用会社 |
1 | 1570 | NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 1,905,259 | 野村 |
2 | 1357 | NEXT FUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 386,515 | 野村 |
3 | 1321 | 日経225連動型上場投資信託 | 日経平均株価 | 114,990 | 野村 |
4 | 1579 | 日経平均ブル2倍上場投信 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 82,502 | シンプレクス |
5 | 1306 | TOPIX連動型上場投資信託 | TOPIX | 66,976 | 野村 |
6 | 1360 | 日経平均ベア2倍上場投信 | 日経平均ダブルインバース・インデックス | 47,900 | シンプレクス |
7 | 1320 | ダイワ上場投信-日経225 | 日経平均株価 | 33,554 | 大和 |
8 | 1458 | 楽天ETF-日経レバレッジ指数連動型 | 日経平均レバレッジ・インデックス | 33,466 | 楽天 |
9 | 1330 | 上場インデックスファンド225 | 日経平均株価 | 29,957 | 日興 |
10 | 1552 | 国際のETF VIX短期先物指数 | S&P 500 VIX短期先物指数(円換算)
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28,204 | 三菱UFJ国際 |
(データ出所:東京証券取引所 ETF・ETN月刊相場表2019年7月版)