2019年8月のリート市場
東京証券取引所が公表した月刊REIT(リート)レポート(2019年8月版)によると、東証REIT指数は、前月終値から65.16ポイント上昇して2,082.64ポイントで2019年8月の取引を終了しました。
2019年8月末のREIT市場の時価総額合計は前月比3.33%増加し15.68兆円となりました。予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は3.64%で、7月の3.73%から若干低下しました。1日平均売買代金(立会内)は、前月比10.88%増加し531億円となりました。
売買代金ランキング(上位5銘柄)
2019年8月のREITの売買代金上位5銘柄(立会内)は次のとおりです。月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で売買代金は約643億円でした。なお、8月末現在、東京証券取引所には63の不動産投資法人が上場しています。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比(1日平均売買代金の前月比) |
1 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 64,385 | +25.6% |
2 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 52,637 | +15.9% |
3 | 8963 | インヴィンシブル投資法人 | 50,615 | -29.8% |
4 | 3281 | GLP投資法人 | 50136 | +67.0% |
5 | 3462 | 野村不動産マスターファンド投資法人 | 50056 | +69.6% |
(データ出所:東京証券取引所)**前月比は、1日平均売買代金の前月比
2019年8月のREIT市場での出来事
8月の日本銀行による買入れは1回(12億円)が実施されました。
サンケイリアルエステート投資法人(2972)、タカラレーベン不動産投資法人(3492)、フロンティア不動産投資法人(8964)、イオンリート投資法人(3292)が公募増資を発表しました。
また、Jリートを投資対象とし、東証REIT指数への連動を目指すETFの「One ETF 東証REIT指数」(銘柄コード:2556)が8月15日に東京証券取引所に上場しました。運用会社はアセットマネジメントOneです。これにより、東証REIT指数をベンチマークとするETFは10本となりました。
- NEXT FUNDS 東証REIT指数連動上場投信(1343)
- 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型(1345)
- SMAM東証REIT指数上場投信(1398)
- iシェアーズJリートETF(1476)
- ダイワ上場投信-東証REIT指数(1488)
- NZAM上場投信 東証REIT指数(1595)
- MAXIS Jリート上場投信(1597)
- 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型(ミニ)(2552)
- 東証REIT ETF(2555)
- One ETF 東証REIT指数(2556)
また、次の10投資法人が8月に2019年6月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。
- 日本ビルファンド投資法人(8951)
- 日本プライムリアルティ投資法人(8955)
- インヴィンシブル投資法人(8963)
- フロンティア不動産投資法人(8964)
- ジャパンエクセレント投資法人(8987)
- MCUBS MidCity投資法人(3227)
- 日本リート投資法人(3296)
- マリモ地方創生リート投資法人(3470)
- さくら総合リート投資法人(3473)
- CREロジスティクスファンド投資法人(3487)