JPモルガン・アセット・マネジメント、「JPM資源国債券ファンド」募集開始


JPモルガン・アセット・マネジメントは、2010年12月1日より「JPM資源国債券ファンド」の募集を開始した。同ファンドは、設定日を2010年12月20日とし、当初はりそな銀行と近畿大阪銀行で販売される。

「JPM資源国債券ファンド」は、金利水準が相対的に高い3カ国以上の資源国の国債・政府機関債を中心に投資するファンドで、ファンドの投資国および基本国別配分比率は、資源国債券市場の金利水準、流動性および通貨の見通しをもとに毎年1回決定される。設定当初は、インドネシアに80%、南アフリカに10%、オーストラリアに10%投資することを予定。また、毎月決算を行い、資源国債券の利息収入に加えて、資源国の債券と通貨の値上がり益から分配を行なう。

JPモルガン・アセット・マネジメントでは、同ファンドの狙いについて、次のように述べている。

「JPM資源国債券ファンド」は、エネルギー資源、鉱物資源、食糧・食料資源等を産出し、なおかつ、その資源がその国の経済や世界経済に影響を与えるとJPモルガン・アセット・マネジメント(UK)リミテッドが判断する「資源国」を投資対象とします。

近年、新興国を中心とした世界人口の増加や新興国の経済発展による資源需要の高まりが、資源国の経済成長を後押しする状況となっています。経済状況が安定、向上すると、資源国の信用格付けは向上し、また高い格付けを維持することが可能になります。これにより、投資家からの資金が資源国の債券に流入し、債券価格や資源国の通貨の価値は上昇することが予想されます。JPM資源国債券ファンドは、資源国の成長性を、こうした債券価格の上昇と通貨の値上がりを通じて享受していくことを狙っています。

また、資源国は高い経済成長を背景にして、金利水準も高めの国が多くなっています。このファンドでは、資源国の中でも、金利水準が高いと判断される資源国の債券に投資することにより、安定的かつ高水準の毎月分配を行うことを狙っていきます。

一方、金利水準の高い資源国といえども、恒常的に高いリターンをあげた国はありません。当ファンドは、資源国の債券市場や為替市場等を徹底的に調査・分析し、金利水準が相対的に高い資源国のなかでも、より魅力の高い資源国を厳選して3カ国以上に投資することで、安定的に高い運用成果を狙います。

「JPM資源国債券ファンド」の信託期間は無期限。信託報酬率は純資産総額に対して年率1.512%。手数料率の上限は3.15%。

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