2019年9月のリート市場
東京証券取引所が公表した月刊REIT(リート)レポート(2019年9月版)によると、東証REIT指数は、前月終値から94.54ポイント上昇して 2,177.18ポイントで2019年9月の取引を終了しました。
2019年9月末のREIT市場の時価総額合計は前月比5.16%増加し16.47兆円となりました。予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は3.51%で、8月の3.64%から若干低下しました。1日平均売買代金(立会内)は、前月比15.88%増加し615億円となりました。
売買代金ランキング(上位5銘柄)
2019年9月のREITの売買代金上位5銘柄(立会内)は次のとおりです。なお、9月末現在、東京証券取引所には63の不動産投資法人が上場しています。月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で売買代金は約631億円でした。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比(1日平均売買代金の前月比) |
1 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 63,177 | +8.5% |
2 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 55,942 | +17.5% |
3 | 3466 | ラサールロジポート投資法人 | 54,630 | +296.6% |
4 | 8954 | オリックス不動産投資法人 | 51,293 | +25.2% |
5 | 3283 | 日本プロロジスリート投資法人 | 48,378 | +23.8% |
(データ出所:東京証券取引所)**前月比は、1日平均売買代金の前月比
2019年9月のREIT市場での出来事
9月の日本銀行による買入れは2回(24億円)が実施されました。
ラサールロジポート投資法人(3466)、ヒューリックリート投資法人(3295)、アドバンス・レジデンス投資法人(3269)、三菱地所物流リート投資法人(3481)が公募増資を発表しました。
また、次の15投資法人が9月に2019年7月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。
- 東急リアル・エステート投資法人(8957)
- 日本ロジスティクスファンド投資法人(8967)
- 森ヒルズリート投資法人(3234)
- 産業ファンド投資法人(3249)
- アドバンス・レジデンス投資法人(3269)
- ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人(3278)
- コンフォリア・レジデンシャル投資法人(3282)
- イオンリート投資法人(3292)
- ヘルスケア&メディカル投資法人(3455)
- サムティ・レジデンシャル投資法人(3459)
- いちごホテルリート投資法人(3463)
- スターアジア不動産投資法人(3468)
- 三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(3471)
- 伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人(3493)
- エスコンジャパンリート投資法人(2971)