野村證券、「Russell/Nomura日本株インデックス」の年次銘柄入替を実施


Russell/Nomura Total Marketインデックスは除外80銘柄、組入れ90銘柄

野村證券FTSE Russell Indexesは、Russell/Nomura日本株インデックス・シリーズの定期(年次)銘柄入替を行ったと、2019年11月20日に発表した。全上場銘柄の時価総額(浮動株調整済み)の98%をカバーする Russell/Nomura Total Marketインデックスの構成銘柄数は1,600銘柄となった。

構成銘柄の詳細は、野村證券金融工学研究センターのウェブサイトで公開されている。

今回の入替でRussell/Nomura Total Marketインデックスは80銘柄が除外、90銘柄が組入れられ、 入替後の構成銘柄数は1,600銘柄、時価総額は約406兆円となった(2019年10月15日時点、時価 総額は浮動株調整済み)。

スタイル別インデックスは、Russell/Nomura Large Capインデックスの定期入替後構成銘柄数が 350銘柄で、今回の定期入替による構成銘柄数の増減はない。Large CapインデックスのサブインデックスであるTop Cap、Mid Capの構成銘柄数にもそれぞれ大きな増減はなかった。Russell/Nomura Total Marketインデックスの時価総額の下位15%で構成されるSmall Capインデック スのサブインデックスであるSmall Cap Coreインデックスは46銘柄減少し400銘柄、Micro Capインデッ クスは56銘柄増加し850銘柄となった。

バリュー、グロースインデックスは、Total Valueインデックスで76銘柄が除外、115銘柄を組入れ、 Total Growthインデックスでは162銘柄を除外、100銘柄が組入れられた。その結果、時価総額回 転率(片側)はTotal Valueインデックスが11.6%、Total Growthインデックスが10.8%となり、 計算開始以来の平均値より低い水準となった。業種別では、大型株では「医薬品」と「情報・通信 業」のセクターでバリューへの比重が増加、「電気機器」のセクターでグロースへの比重の増加が見ら れました。小型株は、前年の定期入替よりもバリュー・グロースの比重の変化は相対的に小さかった。

 

Russell/Nomura Primeインデックスは除外銘柄数が29銘柄、組入銘柄数が37銘柄

Russell/Nomura Primeインデックスは、機関投資家によるパッシブ運用のベンチマークとして開発さ れたインデックスであり、Russell/Nomura Total Marketインデックスの時価総額上位1,000銘柄で構成 されるサブインデックス。2019年定期入替で29銘柄が除外され、37銘柄が組入れられた。定期入替後のPrimeインデックスの時価総額は約395兆円(2019年10月15日時点。時価総額は浮動株調整済み)、回転率(片側)は2.0%となった。今回の定期入替では28銘柄が初めてRussell/Nomura Primeインデックスに採用された。業種別で見ると、「情報・通信業」のセクターが10銘柄と最も多く、続いて「サービス業」のセクターが5銘柄となった。