2020年1月のリート市場
東京証券取引所が公表した月刊REIT(リート)レポート(2020年1月版)によると、東証REIT指数は、前月終値から70.18ポイント上昇して2,215.67ポイントで2020年1月の取引を終了しました。
2020年1月末のREIT市場の時価総額合計は前月比3.52%増加し17.02兆円となりました。予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は3.51%で2019年12月の3.60%からわずかに低下しました。1日平均売買代金(立会内)は、約1.32%増加し542億円となりました。
リート売買代金ランキング(上位5銘柄)
2020年1月のREITの売買代金(立会内)ランキング(上位5銘柄)は次のとおりです。なお、2020年1月末現在、東京証券取引所には64の不動産投資法人が上場しています。
月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で売買代金は約595億円でした。日本ビルファンド投資法人は、三井不動産をメインスポンサーとするオフィス特化型のリートです。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比(1日平均売買代金の前月比) |
1 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 59,493 | +7.0% |
2 | 8963 | インヴィンシブル投資法人 | 52,631 | +15.2% |
3 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 51,928 | -8.2% |
4 | 3283 | 日本プロロジスリート投資法人 | 50,380 | +44.6% |
5 | 8985 | ジャパン・ホテル・リート投資法人 | 41,555 | +34.8% |
(データ出所:東京証券取引所)**前月比は、1日平均売買代金の前月比 )
月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で売買代金は約595億円でした。日本ビルファンド投資法人は、三井不動産をメインスポンサーとするオフィス特化型のリートです。
2020年1月のREIT市場での主な出来事
1月の日本銀行による買入れは1回(12億円)が実施されました。
伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人(3493)、ジャパンエクセレント投資法人(8987)、マリモ地方創生リート投資法人(3470)、コンフォリア・レジデンシャル投資法人(3282)、CREロジスティクスファンド投資法人(3487)、三井不動産ロジスティクスパーク投資法人(3471)、エスコンジャパンリート投資法人(2971)、日本プロロジスリート投資法人(3283)が公募増資を発表しました。
また、次の8投資法人が2020年1月に2019年11月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。
- ユナイテッド・アーバン投資法人(8960)
- 平和不動産リート投資法人(8966)
- 大和証券オフィス投資法人(8976)
- 阪急阪神リート投資法人(8977)
- アクティビア・プロパティーズ投資法人(3279)
- 日本プロロジスリート投資法人(3283)
- 大江戸温泉リート投資法人(3472)
- SOSiLA物流リート投資法人(2979)