2019年のiDeCoの運用状況


加入から17年9ヶ月が経過

私がiDeCoに加入したのは2002年4月なので、加入してから既に17年9ヶ月が経過したことになります。

毎年、この時期(2月上旬)になると加入しているiDeCo(個人型確定拠出年金)の運営管理機関であるゆうちょ銀行から「確定拠出年金・残高のお知らせ」が郵送で届きます。iDeCoに加入していても、運営管理機関から連絡があるのは、基本的には年1回、このお知らせが郵送されてくるときだけです。もっと頻繁に運用状況や残高の推移などを知りたい場合は、自分で、運営管理機関のホームページにアクセスして入手することになります。

 

さて、昨年1年(2019年末現在)の運用状況はどうだったのでしょうか。

結論から言うと、2018年末に比べてずいぶん資産が増えました。

 

資産評価額:+33.5%

1年間で資産が3割増えました。投資しているのは株式投資信託ですので、市場が上昇すれば、資産も増え、市場が下落すれば資産は減ります。つまり、良い年もあれば悪い年もあり、昨年はとても良い年だったと言うことです。過去においては評価損を抱えていたことももちろんありました。

 

拠出金の累計:+6.8%

これは、月々23,000円を積み立てた結果です。この積立金額(確定拠出年金では拠出金と呼びます)は、もう何年も同じ金額です。これが、サラリーマンで個人型確定拠出年金に加入している場合の拠出額の上限です。

 

評価損益:+89.2%

評価損益というのは、資産の評価額から拠出金の累計と給付金・移管金送金額(私の場合はゼロ)を差し引いた額です。

驚くほどの増加でした。日常的に投資信託基準価額のチェックは行っていませんので、日本の株式市場はなんとなく上昇している感じだとは分かっていましたが、海外市場については、ニュースでニューヨーク株式市場が上がった、下がったを聞くくらいでしたので、自分の保有する投資信託の評価益がこんなに増えていは本当に嬉しい驚きでした。

 

2020年に向けて

17年という投資期間は長期といってよいと思いますが、この結果を見ると、「長期、積立、分散」が資産形成に有効であることを実感として感じることができます。本に書いてある理論や理屈ではなく、こういうことなんだ・・・と納得できるのです。

現在積み立てている投資信託は日本の株式市場に分散投資する「フィデリティ・日本成長株・ファンド」と日本を除く世界の主要国の株式に分散投資する「ステート・ストリートDC外国株式インデックス・オープン」の2本で、拠出額の半分ずつを振り分けています。2020年も、このまま同じ投資信託と同じ配分で継続する予定です。