2020年2月のリート市場
東京証券取引所が公表した月刊REIT(リート)レポート(2020年2月版)によると、東証REIT指数は、前月終値から198.17ポイント下落して2,017.50ポイントで2020年2月の取引を終了しました。
2020年2月末のREIT市場の時価総額合計は前月比8.29%減少し15.61兆円となりました。予想年間分配金利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は3.80%で1月の3.51%から上昇しました。1日平均売買代金(立会内)は、約18.67%増加し644億円となりました。
リート売買代金ランキング(上位5銘柄)
2020年2月のREITの売買代金(立会内)ランキング(上位5銘柄)は次のとおりです。なお、2020年2月末現在、東京証券取引所には64の不動産投資法人が上場しています。
順位 | 銘柄コード | ファンド名 | 月間売買代金(百万円) | 前月比(1日平均売買代金の前月比) |
1 | 8951 | 日本ビルファンド投資法人 | 69,514 | +23.3% |
2 | 8952 | ジャパンリアルエステイト投資法人 | 58,249 | +18.4% |
3 | 3462 | 野村不動産マスターファンド投資法人 | 53,152 | +49.9% |
4 | 8984 | 大和ハウスリート投資法人 | 51,987 | +154.5% |
5 | 8963 | インヴィンシブル投資法人 | 51,553 | +3.4% |
(データ出所:東京証券取引所)**前月比は、1日平均売買代金の前月比 )
月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で売買代金は約695億円でした。日本ビルファンド投資法人は、三井不動産をメインスポンサーとするオフィス特化型のリートです。
2020年2月のREIT市場での主な出来事
2月の日本銀行による買入れは4回(48億円)が実施されました。
大和ハウスリート投資法人(8984)、ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人(3278)、日本プライムリアルティ投資法人(8955)が公募増資を発表しました。
また、次の9投資法人が2020年2月に2019年12月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。
- 日本ビルファンド投資法人(8951)
- インヴィンシブル投資法人(8963)
- フロンティア不動産投資法人(8964)
- ジャパンエクセレント投資法人(8987)
- MCUBS MidCity投資法人(3227)
- 日本リート投資法人(3296)
- マリモ地方創生リート投資法人(3240)
- さくら総合リート投資法人(3473)
- CREロジスティクスファンド投資法人(3487)