リート(不動産投資信託)騰落率・売買代金・利回りランキング(2020年11月)


2020年11月のリート市場

東京証券取引所が公表した月刊REITリート)レポート(2020年11月版)によると、東証REIT指数(配当なし)は、前月終値から52.63ポイント上昇して1,687.98ポイントで2020年11月の取引を終了しました。

2020年11月末のREIT市場の時価総額合計は前月比3.87%増加し13.62兆円となりました。予想年間分配利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は4.29%でした。1日平均売買代金(立会内)は、前月比4.05%増加し574億円となりました。

2020年11月末現在、62本のリートが上場しています。

東証REIT指数の推移

 

リート月間騰落率ランキング

2020年11月の月間騰落率が大きかった上位10位銘柄は次の通りです。

順位 ファンド名 騰落率
1 ケネディクス商業リート投資法人(3453) +16.11%
2 日本リテールファンド投資法人(8953) +10.78%
3 MCUBS MidCity投資法人(3227) +10.29%
4 福岡リート投資法人(8968) +9.98%
5 ケネディクス・オフィス投資法人(8972) +9.60%
6 日本ビルファンド投資法人(8951) +9.28%
7 野村不動産マスターファンド投資法人(3462) +9.15%
8 スターアジア不動産投資法人(3468) +8.58%
9 日本プライムリアルティ投資法人(8955) +8.50%
10 ジャパンエクセレント投資法人(8987) +8.00%

 

リート売買代金ランキング(上位5銘柄)

2020年11月のリートの売買代金(立会内)ランキング(上位5銘柄)は次のとおりです。

月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で売買代金は約1,246億円でした。日本ビルファンド投資法人は、三井不動産をメインスポンサーとする国内最大のオフィス特化型の不動産投資法人です。

順位 銘柄コード ファンド名 月間売買代金(百万円) 前月比(1日平均売買代金の前月比)
1 8951 日本ビルファンド投資法人 134,610 -36.5%
2 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 61,007 +42.0%
3 3283 日本プロロジスリート投資法人 58,115 +72.1%
4 8955 日本プライムリアルティ投資法人 55,519 +129.8%
5 3281 GLP投資法人 52,854 +64.9%

(データ出所:東京証券取引所)**前月比は、1日平均売買代金の前月比 )

 

リート利回りランキング

2020年11月末現在の分配金利回り(予想分配金利回り)上位10位ファンドは次の通りでした。

順位 投資法人(銘柄コード) 予想分配金利回り
1 MCUBS MidCity投資法人(3227) 7.31%
2 投資法人みらい(3476) 7.18%
3 トーセイ・リート投資法人(3451) 6.88%
4 日本リート投資法人(3296) 6.79%
5 タカラレーベン不動産投資法人(3492) 6.70%
6 サムティ・レジデンシャル投資法人(3459) 6.27%
7 エスコンジャパンリート投資法人(2971) 6.18%
8 マリモ地方創生リート投資法人(3470) 6.15%
9 森トラスト総合リート投資法人(8961) 6.08%
10 Oneリート投資法人(3290) 6.05%

(データ出所:東京証券取引所 月間リートレポート11月版)

 

2020年11月のREIT市場での主な出来事

11月の日本銀行によるJ-REITの買入れは8回(96億円)が実施されました。

伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人(3493)、SOSiLA物流リート投資法人(2979)、大和証券リビング投資法人(8986)、GLP投資法人(3281)が公募増資を発表しました。

また、次の5投資法人が2020年11月に2020年9月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。

 

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