リート(不動産投資信託)騰落率・売買代金・利回りランキング(2022年3月)


2022年3月のリート市場

東京証券取引所が公表した月刊REIT(リート)レポート(2022年3月版)によると、リート市場全体の動向を示す東証REIT指数(配当なし)は、前月終値から125.66ポイント上昇して2,003.04ポイントで2022年3月の取引を終了しました。

東証REIT指数の推移

 

2022年3月末のREIT市場の時価総額合計は前月比6.88%増加し、16.6兆円となりました。また、予想年間分配利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は3.67%でした。1日平均売買代金(立会内)は、前月比9.69%減少し468億円となりました。2022年3月末現在、61本のリートが東京証券取引所に上場しています。

 

月間騰落率ランキング

2022年3月の月間騰落率は、61本全てのファンドでプラスでした。最も騰落率が高かったのはヘルスケア&メディカル投資法人(3455)で、月間騰落率は13.47%でした。ヘルスケア&メディカル投資法人は、高齢者向け施設・住宅や医療関連施設などのヘルスケア施設に投資する不動産投資信託です。

<月間騰落率上位5銘柄>

順位 ファンド名 月間騰落率
1 ヘルスケア&メディカル投資法人(3455) 13.47%
2 ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人(3278) 13.14%
3 三菱不動産ロジスティクスパーク投資法人(3471) 11.02%
4 日本都市ファンド投資法人(8953) 10.63%
5 大和証券リビング投資法人(8986) 10.04%

 

売買代金ランキング(上位5銘柄)

2022年3月のリートの売買代金(立会内)ランキング(上位5銘柄)は次のとおりです。月間の売買代金が最も大きかったのは日本ビルファンド投資法人(8951)で、売買代金は約676億円でした。

 

順位 銘柄コード ファンド名 月間売買代金(百万円) 前月比(1日平均売買代金の前月比)
1 8951 日本ビルファンド投資法人 67,622 -8.2%
2 3283 日本プロロジスリート投資法人 60,020 -0.2%
3 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 47,425 -4.2%
4 3281 GLP投資法人 46,784 -0.1%
5 8953 日本都市ファンド投資法人 43,588 -8.3%

(データ出所:東京証券取引所 **前月比は、1日平均売買代金の前月比 )

 

利回りランキング

2022年3月末現在の分配金利回り(予想分配金利回り)上位10位ファンドは次の通りでした。

 

順位 投資法人(銘柄コード) 予想分配金利回り
1 ザイマックス・リート投資法人(3488)

6.20%

2 マリモ地方創生リート投資法人(3470) 5.83%
3 いちごオフィスリート投資法人(8975) 5.67%
4 東海道リート投資法人(2989) 5.54%
5 サンケイリアルエステート投資法人(2972) 5.29%
6 トーセイ・リート投資法人(3451) 5.18%
7 エスコンジャパンリート投資法人(2971) 5.06%
8 タカラレーベン不動産投資法人(3492) 5.04%
9 ケネディクス商業リート投資法人(3453) 5.01%
10 Oneリート投資法人(3290) 4.80%

(データ出所:東京証券取引所 月間リートレポート3月版)

 

2022年3月のREIT市場での主な出来事

日本銀行によるREITの買入れは実施されませんでした。

次の投資法人が2022年1月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。