インベスコ・アセット・マネジメントは、 新しい資産クラスとなる、 リアル資産に投資する「インベスコ リアル資産成長ファンド(毎月決算型)」の運用を開始し、 リアル資産に関する啓蒙用特設ウェブサイトを開設したと2022年8月15日に発表した。
インベスコ リアル資産成長ファンド(毎月決算型)は、 2022年7月29日付で追加型証券投資信託「インベスコ 世界インカム不動産ファンド(毎月決算型)」および親投資信託「インベスコ 世界インカム不動産マザーファンド」の投資信託約款の変更を行い、 名称および実質的な投資対象を変更して運用を開始している。
ファンドの実質的な投資対象資産は、 従来、 「世界の不動産関連株式」が その中心でだったが、今回の変更により「世界の不動産関連株式・インフラストラクチャー関連株式・自然資源関連株式・森林関連株式」がファンドの実質的な投資対象資産となり、 主たる投資対象資産は様々な実物資産(リアル資産)関連株式へと拡大した。
インベスコ・アセット・マネジメントはインベスコ リアル資産成長ファンド(毎月決算型)のポイントについては次のように述べている。
- 新しい資産クラスとして注目されるリアル資産(不動産、 インフラ、 自然資源、 森林など)の関連株式に投資をするファンド。
- リアル資産関連株式は、 現物資産を運営・管理するなどのビジネスから収益を生み出す企業が主となることから、 インフレ耐性の高い資産としての特徴も備えている。
- 退職世代をはじめとする資金活用ニーズに対応したファンドであり、 原則として、 毎年、 基準日の基準価額の10%程度を目安とし、 あらかじめ翌4月の決算日以降1年間(12期分)の予定分配金総額を決定する新しい仕組みを取り入れている。
リアル資産に関する啓蒙用ウェブサイト→https://www.invesco.com/jp/ja/individual-investor/investment-tips/real-asset.html
インベスコ・アセット・マネジメント代表取締役社長兼CEOである佐藤秀樹氏は次のように述べている。
近年、 機関投資家による「リアル資産」への投資は増加傾向にあります。 不動産・インフラ・自然資源・森林それぞれの関連株式を通して、 この「リアル資産」に投資するファンドを日本のお客様にもお届けできるようになりました。 この新しい資産クラスへの投資が日本の消費者にも定着し、 皆様の資産形成の一助になれば幸いです。
リアル資産関連企業のイメージ
インフレ局面で相対的に高リターンが期待されるリアル資産について
リアル資産と世界株式、 世界債券の高インフレ期の年間リターン(平均値)
出所:ブルームバーグ 自然資源: S&P Global LargeMidCap Commodity & Resources Index、 森林:S&P Global Timber & Forestry Index、 不動産:FTSE EPRA/NAREIT Developed Index、 インフラストラクチャー:Dow Jones Brookfield Global Infrastructure Index、 世界株式:MSCI World Index、 世界債券:Bloomberg Global-Aggregate Index リアル資産: S&P Real Assets Equity Index すべて配当込み、 米ドルベース。
期間:2005年~2022年(2005年は、 2005年4月末(S&P Real Assets Equity Indexの設定月末)~2005年12月末、 2022年は2021年12月末~2022年6月末のCPIのデータと各資産のリターン) 高インフレ期(米国の消費者物価指数(CPI総合指数(季節調整前))の各年末の年間上昇率が2%を超えた年)の各資産の年間リターンの平均
リアル資産とその各4分野は、 ファンドの実績ではない。 上記は過去のデータであり、 将来の成果を保証するものではない。
ファンドの目的・特色→https://www.invesco.com/jp/ja/individual-investor/funds/detail/141602.html