フィデリティ投信は、リスクを抑えながら、市場環境に応じて資産配分を柔軟に調整し、安定的なリターンを目指すバランス型ファンド「フィデリティ ・ロイヤル・コア・ファンド」を2023年9月8日に設定した。
「フィデリティ ・ロイヤル・コア・ファンド」は、フィデリティ・インターナショナルのボトムアップ・アプローチ(徹底した企業調査)をもとに、基本資産配分と戦略的な配分調整を行うマルチ・アセット戦略のファンド。2%の物価上昇の環境下においても長期にわたって実質的に資産を増やすことができ、かつリスク・リターンの観点から運用効率が優れているとフィデリティが考える配分の目安 、「債券75%:株式25%」 を基本として運用する。一方で市場の上昇局面では、株式組み入れを引き上げ、下落局面ではキャッシュの配分を引き上げるなどの調整を行いながら、また商品価格の上昇局面ではコモディティの組み入れ、為替見通しに応じて為替ヘッジの調整などを柔軟に行うことで、資産を守り、リターン確保も狙う。
フィデリティ投信によると、基本の資産配分「債券75%:株式25%」は、長期のリターン推移において、日銀の物価上昇目標(前年比+2%)を上回っており、リスクを抑えながらもインフレに負けないリターンが期待できる比率と考えられる。
運用は、30年以上の運用経験を有するフィデリティのマルチ・アセット運用チームが担当し、グローバルな運用・調査体制を最大限活用しつつ機動的に資産配分を調整する。
投資対象は、株式、債券、コモディティ、キャッシュ等の幅広い資産クラスで、低コストのETFなどを通じ分散投資を行う。
フィデリティ投信代表取締役社長 デレック・ヤング氏は次のようにコメントしている。
このたび、日本の投資家の皆さんにフィデリティならではのグローバルな運用力を駆使したマルチ・アセット戦略をご紹介できることをとても喜ばしく思います。フィデリティは徹底的な企業調査をもとにした各資産および景況感見通しを活用して運用を行います。こうした運用戦略の数々は、幅広い資産クラスで投資家に支持されています。
フィデリティ投信によると、同ファンドは、先行き不透明な相場環境において新たな投資先を探している、もしくは、長引くインフレによる資産の目減りを避けたい投資家や、リスクを抑制しながら安定的なリターンを生み出すファンドを通じ中長期の資産形成を目指したい個人投資家を含め、さまざまな投資家ニーズに応えるファンドとなっている。9月8日に設定、みずほ銀行、みずほ信託銀行にて継続募集となる。
フィデリティ投信は、「今後もさまざまなニーズに応えられる優れた運用商品を提供し、日本の投資家のみなさまの資産形成をサポートしてまいります」と述べている。
(注)グラフ:RIMES、Refinitivよりフィデリティ投信作成。2003年4月末~2023年4月末。期初を100として指数化。トータルリターン、円ベース。*ファンドの基本資産配分をもとに債券約75%(世界債券約64%、ハイ・イールド債券約6%、新興国債券約6%)、株式約25%(世界株式約21%、新興国株式約3%)を月次のリバランスで保有し続けたと仮定(四捨五入の関係で、個別資産の合計値はカテゴリー全体の数値と一致しないことがある)。各種費用等は控除せず。 世界債券はブルームバーグ・グローバル総合インデックス(円ヘッジベース)、ハイ・イールド債券はICE BofA USハイ・イールド・インデックス(円ヘッジベース)、新興国債券は、JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス – エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド(円ヘッジベース)、世界株式は、MSCIコクサイ・インデックス(円ヘッジベース) 、新興国株式はMSCIエマージング・マーケット・インデックス(ヘッジなし・円ベース)。