国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400Fは、ニッセイアセットマネジメント株式会社と 2024年3月22日（金）に、金融サービス仲介業に関する業務委託契約を締結し、個人向けファンドラップサービス「Goal Navi（ゴールナビ）」の取扱いに係る提携に向けて準備中であることを発表した。サービスの提供開始は今夏を予定している。
この提携は、2021年11月1日に施行された「金融サービスの提供に関する法律（※）」に基づく「金融サービス仲介業」を利用するもの。
金融サービス仲介業について
金融サービス仲介業は、一つのライセンスで「銀行・証券・保険」すべての分野の金融サービスをワンストップで仲介可能とする新たな業種で、2020年6月に金融商品販売法が「金融サービスの提供に関する法律（※）」に改正された際に創設され、2021年11月1日に施行された。なお、金融サービス仲介業者とは、預金等媒介業務、保険媒介業務、有価証券等仲介業務又は貸金業貸付媒介業務のいずれかを業として行う、内閣総理大臣の登録を受けた者をいう。株式会社400Fは第一号として金融サービス仲介業者に登録している。
※2024年2月1日より「金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律」に名称が変更されました。
『オカネコ』について
オカネコは、スマホから居住地や年齢、年収、家族構成などの質問に答えるだけで、同地域・同年代の人と比較し、ユーザーの家計状況を診断。その後、診断結果をもとにFP（ファイナンシャルプランナー）やIFA（金融商品仲介業者）等のお金に関する専門家からアドバイスコメントが届き、ユーザーはチャットで気軽に相談することができるオンラインサービス。
今回の取組はニッセイアセットマネジメントにとっては初めての金融サービス仲介業者との取組となり、「Goal Navi（ゴールナビ）」を利用する人により良質な顧客体験を提供する支援をする。また「オカネコ」では、「Goal Navi（ゴールナビ）」を提供できるようになることでサービスの価値が高まり、より多くのユーザーニーズにこたえることができると考えている。
株式会社400F代表取締役社長・中村 仁氏は次のようにコメントしている。
この度ニッセイアセットマネジメント様と「Goal Navi（ゴールナビ）」 の取扱に関する業務委託契約を締結しました。私は2008年から2010年まで野村資本市場研究所ニューヨーク事務所にて米国リテール金融の調査を行っておりました。その際に米国においてはブローカレッジからフィーベースへのビジネス移行が進んでおり、まさに資産運用業界が向かうべき道であると感じました。そしてフィーベースにおいてはしっかりとしたアドバイスが重要となります。
「Goal Navi（ゴールナビ）」 はライフプランニングに基づく資産形成ソリューションであり、400Fの金融オンライン・アドバイザーが提供するサービスモデルの理念と合致しております。いよいよ日本も貯蓄から資産形成へと向かう中で、一人でも多くのお客様にアドバイスを通じたフィーベースでの資産運用の大切さを伝えていければと考えております。
また、ニッセイアセットマネジメント株式会社代表取締役社長・ 大関 洋氏は次のようにコメントしている。
ニッセイアセットマネジメントは、昨今の若い世代を中心とした資産形成ニーズの高まりを受け、より多くのお客さまに「Goal Navi（ゴールナビ）」を通じてライフプランニングに基づく効率的な資産形成ソリューションを提供することを目指しています。
その為には、従来の金融機関とは異なる形で柔軟に金融サービスを提供する金融サービス仲介業者との提携が非常に有効であると考え、金融サービス仲介業のパイオニアである400Fとの業務委託契約を締結する運びとなりました。
400Fが運営する「オカネコ」を活用することで、オンラインというチャネルでの営業接点の強化を図り、より多くの顧客（お客さま）の健全な資産形成のお手伝いができれば幸いです。
個人向けファンドラップサービス「Goal Navi（ゴールナビ）」について
「Goal Navi（ゴールナビ）」は、顧客のライフプランに寄り添い効率的にゴールまでナビゲートすることを目的とした、ゴールベースアプローチを採用する投資一任運用サービス。株式会社400Fは、「資産形成の目標を決めたら「運用はおまかせ」できるため、資産運用を始めたいけれど忙しくて時間がない方にもおすすめです」と述べている。
