リート(不動産投資信託)売買代金ランキング(2024年3月)


2024年3月のリート市場

2024年3月のリート市場では、東証REIT指数が前月比96.10ポイント上昇し、1,794.97ポイントで3月の取引を終えました。市場全体の時価総額は前月比で5.71%増加し、15.4兆円になりました。平均売買代金は2.69%増加し、578億円になりました。予想年間分配利回りは4.4%でした。2024年3月末現在、58本のリートが東京証券取引所に上場しています。

リート一覧

東証REIT指数の推移

 

売買代金ランキング(上位5銘柄)

2024年3月のリートの売買代金(立会内)ランキング(上位5銘柄)は次の通りでした。月間の売買代金が最も大きかったのはKDX不動産投資法人(8972)で、売買代金は約751億円でした。

順位 銘柄コード ファンド名 月間売買代金(百万円) 前月比(1日平均売買代金の前月比)
1 8972 KDX不動産投資法人 75,091 +38.6%
2 3281 GLP投資法人 70,612 +19.0%
3 3462 野村不動産マスターファンド投資法人 65,885 +42.6%
4 8953 日本都市ファンド投資法人 64,928 +31.7%
5 8984 大和ハウスリート投資法人 60,281 -47.8%

(データ出所:東京証券取引所 月間リートレポート3月版 **前月比は、1日平均売買代金の前月比 )

2024年3月のREIT市場での主な出来事

日本銀行は3月19日の金融政策決定会合で、17年ぶりの利上げに踏み切ることを決定し、同時にETFREIT(不動産投資信託)の新規買い入れを終了する旨を発表しました。CP等および社債等については、買入れ額を段階的に減額し、1年後をめどに買入れを終了します。

公募増資を発表した投資法人はありませんでした。

次の投資法人が2024年1月期決算を発表しました。投資法人名をクリックすると、分配金支払い履歴等をご覧頂けます。

不動産投資信託に投資するETF

不動産投資信託に投資するには、不動産投資信託に直接投資する方法以外に、不動産投資信託に投資するETF(上場投資信託)に投資する方法、不動産投資信託に投資する通常の投資信託(*非上場)に投資する方法があります。

2024年3月末現在、次の10本の不動産投資信託に投資するETFが東京証券取引所に上場しています。いずれも東証REIT指数への連動を目指すETFです。

銘柄コード ファンド名 最低買付金額(2024年3月末現在) 運用会社
1343 NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信 19,430円 野村
1345 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)各月分配型 181,900円 日興
1398 SMDAM 東証REIT指数上場投信 18,405円 三井住友DS
1476 iシェアーズ・コア・ JリートETF 1,861円 ブラックロック
1488 ダイワ上場投信―東証REIT指数 18,510円 大和
1595 NZAM 上場投信 東証REIT指数 18,490円 農林中金
1597 MAXIS Jリート上場投信 18,425円 三菱UFJ
2552 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型(ミニ) 1,941円 日興
2555 東証REIT ETF 18,580円 シンプレクス
2556 One ETF 東証REIT指数 18,590円 AM One