東京海上アセットマネジメント株式会社は、S&P500(配当込み、円換算ベース)を上回る運用をめざすアクティブファンド「米国50社厳選株式ファンド(愛称:S&P500アクティブ)」の当初募集を2024年9月18日から行い、9月30日に運用を開始する(*1)。
東京海上アセットマネジメント株式会社によると、同社は、再現性のある質の高い長期運用の戦略が求められる年金運用を手がけるなかで培った運用力と目利き力を生かした投資信託の設定を行っている。このファンドは、S&P500採用銘柄の中から市場で過小評価されていると考える50銘柄(*2)に厳選投資し、中長期的にS&P500(配当込み、円換算ベース)を上回る投資成果をめざす。ファンドが採用する戦略は、米国で20年超にわたってS&P500(配当込み、円換算ベース)を上回る良好な運用実績を有し、同社では、長期投資において安定的な資産形成に資すると考えている。
実質的な運用は、米国株式を対象とするアクティブ運用に特化した独立系運用会社Applied Finance Capital Management, LLC(以下「アプライド社」)が行う。アプライド社が実質的に運用を担う公募投資信託の設定は、日本で初めて。
東京海上アセットマネジメントは、次のように述べている。
NISA(ニーサ/少額投資非課税制度)の普及などを契機に、S&P500や全世界株式などの株価指数に連動するインデックスファンドで投資を始める方が増えています。当ファンドは、S&P500(配当込み、円換算ベース)を上回るリターンをめざすことで、投資家のみなさまに新たな投資機会をご提供します。また、当ファンドはNISA成長投資枠の対象(*3)です。
Applied Finance Capital Management, LLC について
社名 :Applied Finance Capital Management, LLC
設立 :1995年
運用資産残高:43.6億米ドル(2024年6月末時点)
米国株式を対象とするアクティブ運用に特化した独立系運用会社。金融コンサルティング業をルーツとし、独自に開発した企業価値を推計するモデルを基礎とした投資ソリューションを提供している。
運用の着眼点
米国の大企業を顧客としたコンサルタントビジネスをルーツとするアプライド社が、独自の手法で算出した企業の「本源的利益」とその持続期間に基づくバリュエーション評価(過大評価・過小評価)によって「この銘柄に投資する価値があるか否か」を見極める。
東京海上アセットマネジメントは、「当社は、今後もファンドの拡充等を通じてお客様の期待の一歩先を行くサービスを提供してまいります」と述べている。
*1 ファンドはS&P500(配当込み、円換算ベース)をベンチマークとするが、同指数との連動をめざすものではない。S&P500(配当込み、円換算ベース)は、米ドルベースのS&P500(配当込み)を委託会社が円換算したもの。
*2 原則として50銘柄に投資するが、資金動向および市況動向等により、一時的に組入銘柄数が50銘柄とならない可能性がある。
*3 ファンドは、「NISA」の「成長投資枠(特定非課税管理勘定)」の対象だが、販売会社により取扱いが異なる場合がある。