JPモルガン・アセット・マネジメント、「JPMジャパン・フォーカス・ファンド」募集開始


JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社は、11月14日より「JPMジャパン・フォーカス・ファンド」の募集を開始すると発表した。同ファンドは、設定日を11月28日、当初募集の上限額を1,000億円とし、11月14日時点の販売会社は岡三証券株式会社。

「JPMジャパン・フォーカス・ファンド」は、マザーファンド「JPMジャパン・フォーカス・マザーファンドII(適格機関投資家専用)」を通じて、主に日本の割安な大型株に投資し、信託財産の中長期的な成長を目指す。JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社代表取締役副社長である猪股伸晃氏は、次のように述べている。

「近年、少子高齢化・人口減少の進展などを背景に日本経済の将来を懸念する声が多く聞かれますが、実際のところ、日本の上場企業は売上、利益の約4割前後を海外ビジネスから得ており、人口増加が見込まれる新興国の経済成長の恩恵も中長期的に期待できます。また、当社は、世界をリードする高い技術力を有する企業や、成長分野をうまく開拓する潜在性を秘めた企業が数多く存在すると考えており、これらの企業の株価は、株価純資産倍率(PBR)などから見ても、従来では考えられない割安な水準にあるとみています」。

「当社では、日本株式市場の潜在性を勘案すると、世界的な金融市場の混乱が一旦落ち着き、冷静な判断がなされる状況になれば、外国人投資家をはじめとした資金が相対的に割安な日本市場に回帰する可能性が高いと考えます。また、私達日本人がいち早く日本企業の真価に気づくべき時期にあるとも確信しております。当社はこうした信念の下、投資家の皆様に、新ファンドを通して、将来性ある日本企業を応援し、その恩恵を享受する機会を提供していきたいと考えております」。

JPモルガン・アセット・マネジメントによると、「JPMジャパン・フォーカス・ファンド」は、アナリストによる個別企業の調査・分析、配当割引モデルによる魅力度のランキング、ポートフォリオ・マネジャーによるポートフォリオ構築という3つのステップを踏んで運用され、この運用プロセスを通じて実現される、①経験豊富なアナリストによる徹底した調査・分析、②8年先までの長期業績予測、③配当割引モデルを活用した客観的な投資判断が、ファンドの大きな強みとなる。

ファンドの運用は、国内最大級の日本株調査体制を敷く、JPモルガン・アセット・マネジメント株式会社のJPM運用本部が行なう。JPM運用本部は、「JPM日本株式ストラテジー」に基づき、株価は長期的な企業収益から導き出される適正価格に沿って変動し、超過収益を得るためには適正価格に対して株価が割安であるか否かの分析が必須であるという投資哲学の下、日本株の運用を行っている。

「JPMジャパン・フォーカス・ファンド」の信託期間は無期限。為替ヘッジは行なわない。ベンチマークTOPIX(配当込み)。信託報酬純資産総額に対して年率1.764%(税抜1.68%)を乗じて得た金額。申込価格は当初申込期間は1口当り1円、継続申込期間は取得申込日の基準価額。当初申込期間は2008年11月14日(金)から2008年11月27日(木)までで、継続申込期間は2008年11月28日(金)から2010年2月25日(木)まで。設定日は2008年11月28日(金)。販売手数料は3.15%(税抜3.0%)を上限として、販売会社が定める手数料率を乗じて得た額。

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