UBS証券会社は、9月25日、日本における証券化ファイナンス部を新設し、円建ての商業用不動産担保証券(CMBS)、住宅ローン債権担保証券(RMBS)、クレジット･カードや売掛債権などキャッシュフローに基づくアセット・バック証券(ABS) などへの、自己勘定による直接投資、証券化、ファイナンスなどの業務を開始したと発表した。これにより、当社の既存の米ドル建てABS 業務に、新たに円建て業務が加わることになる。
証券化ファイナンス部新設に伴い、河井良成氏をアジア地域の証券化ファイナンス部の責任者兼マネージング・ディレクターとして迎え入れると共に、6 名の証券化専門スタッフが新たに加わった。河井氏は、国内では債券本部責任者マイケル・ハロラン氏を直属の上司とする。 マイケル・ハロラン氏は、次のように述べている。
「UBS 証券は、日本のABS 市場の急拡大に伴い、円通貨による顧客サービスを充実させるため、円建て証券化ファイナンス業務を開始することにしました。UBS 証券が河井をリーダーとする新たなメンバーを獲得したことは、益々重要性を増しているこの分野での成功に当社がコミットすることの証でもあります。」
河井氏は、20 年間に渡って金融業務に携わっており、直近ではBNP パリバ証券アジア地域の証券化事業の責任者を務めていた。