フィデリティ投信、「フィデリティ・日本配当成長株・ファンド」(分配重視型)を設定


フィデリティ投信株式会社は、「フィデリティ・日本配当成長・ファンド」(分配重視型)を2005年9月30日に新規に設定した。同ファンドは、国内株式型(一般型)に分類される追加型株式投資信託で、これにより、フィデリティ投信で設定されている公募投資信託は、合計43本(内、日本株ファンドの本数は15本)となった。

フィデリティ投信が国内株式型の投資信託を設定したのは、2003年11月設定の「フィデリティ・ジャパン・グロース・オープン」(東京三菱銀行専用ファンド)以来、約2年ぶりのことだが、公開販売の日本株ファンドとしては、2002年2月設定の「フィデリティ・日本バリュー・ファンド」以来、約3年半ぶり。

「フィデリティ・日本配当成長株・ファンド」(分配重視型)は、主として日本の証券取引所に上場されている株式を主要投資対象とし、配当成長が期待できる企業に注目する、分配重視型のファンド。収益分配方針については、年4回の決算時(原則として1月、4月、7月、10月の各10日)に、配当等の収益を中心に分配することを目指す。

フィデリティ副会長の蔵元康雄氏は、「フィデリティ・日本配当成長株・ファンド」(配当重視型)の設定に当たり次のように述べている。

「しばらくぶりに日本株ファンドを新規に設定することを喜ばしく思います。『フィデリティ・日本配当成長株・ファンド(分配重視型)』の特徴の一つは、将来の配当成長が見込まれる銘柄への投資ですが、日本企業の成長に期待しながら中長期的な観点で日本株の投資に向き合っていきたい、という投資家層に適したファンドといえるでしょう。フィデリティは1969年に日本へ進出して以来、36年近く日本株式市場及び日本企業の調査・分析に従事してまいりました。当ファンドにおいても、フィデリティ独自のボトム・アップ・アプローチ(個別企業の丹念な調査)を実践しつつ、魅力的な配当成長銘柄の発掘等を通じて、良好なパフォーマンスを目指します。」

「フィデリティ・日本配当成長・ファンド」の販売会社は2005年10月19日現在、新生銀行、西京銀行、スルガ銀行、いちよし証券、エース証券、極東証券、黒川木徳証券、コスモ証券、中央証券、成瀬証券、ひびき証券、マネックス・ビーンズ証券、丸三証券、ライブドア証券、リテラ・クレア証券、フィデリティ証券、三重銀行。