やっぱり気になる手数料


株式市場は値動きが激しい日々が続いています。今年最大の下げ幅を記録、今年最大の上げ幅を記録などという日々が続いています。1日の中でも、下げて始まり、その後急激な上昇に転じ、さらにその後には大幅下落して終わるなんて日が結構あります。

やれ米国の利上げ、原油高、イラク情勢の悪化など、様々な理由が挙げられていますが、1週間や10日の間に、あるいは1日でこれだけ大きく上がったり下がったりすると、素人にはさっぱり理解できません。まあ、専門家だってきっと、こんな乱高下が短期間に起こるとは思っていなかったでしょうけど……。

そんな株式市場の大騒ぎとは関係なく、私の確定拠出年金の方は毎月坦々と、しかし確実に積立が行われていきます。相場の騒音にわずらわされなくてよいのが、積立のよいところだと思います。

とはいえ、株式市場が上昇している時は目をつぶっていられても、こういう相場展開になると気になってしまうのが手数料の高さです。以前にも、何度か確定拠出年金の手数料の高さについては書きましたが、どう考えても高いのです。

私は毎月15,000円の積立をしていますが、この中から毎月毎月、523円の手数料が差し引かれ、残りの14,477円が実際の投資に回されます。523円の内訳は連合会が100円、運営管理期間が360円、事務委託先金融機関が63円。523円というと3%以上の手数料率。今時、投資信託の販売手数料でも3%というところは少なくなってきています。

投資で毎年確実に3%を上回る成果がなければお金は増えない。3%を下回ってしまったら、目減りするということになります。加えて、これとは別に運用資金の中から信託報酬等が差し引かれていきます。確定拠出年金の掛金の上限引き上げとともに、手数料の引き下げの早期実現を!