確定拠出年金の加入者数100万人を突破!


日本経済新聞によると、確定拠出年金の加入者数が、導入から3年で100万人を突破したそうです。厚生労働省の調べでは6月末は3月末に比べて40%増え、はじめて100万人を超えたということです。

企業型の加入者数は96万8,000人、私も加入している個人型は3万2,000人に達しています。伸び率は確かに高いですけど、新しい制度ですから、おのずと伸び率は高くなりがち。

日本のサラリーマンの数は3,000万人程度と言われていますから、まだ、その30分の1に過ぎません。まわりの友人や知人に聞いても、制度を知っている人のほうが圧倒的に少ないというのが現状です。

恐らく、大都市圏に本店を置く大企業を中心に拡大していると予想します。とはいえ、サラリーマンについては遅かれ早かれ、従業員に対しては会社から確定拠出についての情報提供があるでしょうから、問題は個人型の普及です。

一時、テレビで国民年金や国民年金基金については、PRが流れていましたから、マスメディアを利用した個人型のPRは必要だと思います。投信資料館でも確定拠出年金の情報提供は行っていますが、制度そのものを知らなければ、投信資料館の確定拠出年金のコーナーまでたどり着いてはくれないでしょう。

検索で「確定拠出年金」というキーワードを入れる人は、少なくとも制度の存在を知っている人です。まったく知らない人に対するPRが少なすぎ。いくら自己責任の時代とはいえ、情報格差によって、制度を知らない人が放置されてしまう状況というのは、好ましいことではないと思うのです。