新聞報道によると、厚生労働省は2009年度から、企業が導入する確定拠出年金の加入資格の上限年齢を、現行の60歳未満から最高65歳まで引き上げられるように制度を変更するということです。
厚生年金などの支払開始年齢が段階的に65歳にまで引き上げられるのですから、多くの人は年金が支払われるようになる年齢に達するまでは働きたい、あるいは働かざるをえなくなります。私もその一人です。
ですから、今回の制度変更は、厚生年金等の支払開始年齢の引き上げに、確定拠出年金の加入上限年齢を合わせたものと言えます。異なる年金制度が整合性を高める動きは、当然のことと思う一方で、65歳までは働かなければならないと考えると、60歳まで働けば、老後は安泰と言われていた時代が少々羨ましく感じます。